病名・症状から探す

インフルエンザ脳症の原因

インフルエンザ脳症とは、重大なインフルエンザの合併症です。命に関わる恐れのあるこの合併症は、どのような原因で起こるのでしょうか。ここでは、インフルエンザ脳症の原因を解説しています。

インフルエンザ脳症は死亡率の高い合併症

冬になると流行することが多いインフルエンザは、身近な感染症の一つで重大な合併症を引き起こすこともあります。その一つとして挙げられるのが、インフルエンザ脳症です。インフルエンザ脳症は、1歳をピークに6歳以下の子どもに起こりやすい合併症です。発病した子どもの中には後遺症が残ることもあり、最悪の場合死に至ることもあります。

インフルエンザ脳症の原因

インフルエンザ脳症は、インフルエンザに罹った患者に急速に進行する神経症状が現れるインフルエンザの合併症です。よく似た合併症として、インフルエンザ脳炎が挙げられます。脳内でウイルスが直接増殖して炎症が起きている場合をインフルエンザ脳炎、脳以外の場所でのウイルス感染によって過剰な免疫反応が起こり、間接的に脳の障害が見られる場合はインフルエンザ脳症と判断されます。

インフルエンザ脳症が起こる原因は、はっきりわかっていません。現在のところ、身体を守る免疫系がインフルエンザの強い毒性から深刻なダメージを受けるために起こると考えられています。この毒素により、身体に侵入した病原体を排除するサイトカインの働きが活発になります。その結果、過剰な免疫反応が起き、様々な神経症状が現れると考えられています。進行すると、多くの細胞が障害をきたすため全身状態が悪化します。血栓ができる、臓器へのダメージなどの恐れがあります。

インフルエンザ脳症で現れやすい症状

インフルエンザ脳症が発症は、急激に起こります。発症する方の8割は、発熱して数時間から24時間以内に痙攣・意識障害・異常行動などの症状が現れます。これらの症状を確認したときは、インフルエンザ脳症を疑わなければなりません。特に、意識が混濁しているときは、インフルエンザ脳症の前触れの可能性もあります。早めに病院へ連れて行ってください。

まとめ
インフルエンザ脳症は、インフルエンザの強い毒素により免疫系が大きなダメージを受けることで引き起こされます。インフルエンザを発症してから痙攣や意識障害、異常行動などを確認したときは、命に関わるケースもあるためすぐに病院を受診してください。


2017/02/17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事