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2017/02/20

子どものチック障害の症状

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子どものチック障害の症状

突然脈絡なく身体の一部を速く動かしたり、同じ言葉を繰り返すことをチックといいます。主に子どもにみられる症状で自然に治ることがほとんどですが、改善されないこともあります。今回は、チック障害の定義や原因、治療法などについて解説します。

チックの種類

チックには運動性チックと音声チックがあり、それぞれ単純性と複雑性に分類されます。それぞれの症状は次の通りです。

(1)単純性運動チック
瞬き、顔をしかめる、首振りなど

(2)複雑性運動チック
物に触る、飛び上がるなど

(3)単純性音声チック
発声、鼻鳴らし、咳払いなど

(4)複雑性音声チック
人に不快な思いをさせるような汚い言葉や、人が言ったことを繰り返すなど

日常生活に大きな支障をきたす程のチックのことを、チック障害といいます。日常生活に大きな支障をきたさない程度のチックは治療の必要がないといわれています。また、症状が4週間以上12カ月未満で治まるものを一過性チック障害、12カ月以上持続するものを慢性チック障害といいます。複雑の運動チックと、音声チックを合併していて1年が経過した状態をトゥレット障害といいます。


チック障害は、脳内神経伝達系の以上が原因と考えられています。3~4歳でチックが始まり、特に6~7歳の子どもに多くみられるようです。子どものチックは主に一過性で、自然に消失することが多いようです。

チック障害の治療法

チック症は不安や緊張など心理的な影響を受けるため、心理的に負担を与えないことが大切です。無理にチックをやめさせようとすると、逆に悪化するケースもあります。具体的な治療は、個人によって異なるため一概には言えません。精神療法や薬物療法、行動療法を行うことがあります。
また、治療抵抗性や背景なども考慮した上で日常生活に大きな支障をきたすと判断された場合には、緊張や興奮などを抑えるため、ドーパミンの過剰な働きを抑制する薬が処方されることがあります。

<まとめ>
突発的、急速、反復性、非律動性の運動あるいは 発声が一定期間持続する場合にチック障害と診断されます。治療法は確立されていませんが、行動療法やドーパミンの過剰な働きを抑制する薬などにより、症状を緩和できる場合があります。家族や本人がチックやトゥレット 障害を理解して、改善に向けて臨むことが大切です。


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