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2017/02/21

子どもの感染性胃腸炎の原因と治療法

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子どもの感染性胃腸炎の原因と治療法

下痢や腹痛、嘔吐を伴う病気は多く、原因をその場で突き止めることは困難です。お子さんが感染性胃腸炎を起こした場合は、脱水症状に注意してください。今回は、感染性胃腸炎の症状や原因、治療法について解説します。

感染性胃腸炎の症状と原因

感染性胃腸炎はウイルスや細菌に感染することが原因で起こり、下痢や腹痛、嘔吐など急性の症状が現れます。激しい下痢や嘔吐により、脱水状態に陥る恐れがあります。感染性胃腸炎を引き起こす原因となるウイルスや細菌は、次の通りです。

・ウイルス
ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど

・細菌
サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌など

感染性胃腸炎の治療法

感染性胃腸炎を起こした場合は、絶食により胃腸を安静にします。無理をして食べると胃腸に負担がかかり、症状の改善が遅くなります。また、子どもは特に下痢や嘔吐、絶食により脱水状態に陥る恐れがあるため、十分に水分補給をしてください。水分は水や麦茶などカフェインの含有量が少なく、胃腸に負担をかけない飲料を摂りましょう。また、ジュースや牛乳、ヨーグルトは胃腸に負担をかけるので避けましょう。吐き気が治まらない状態で一度に大量の水分を摂取すると、嘔吐や下痢を誘発する恐れがあります。少量ずつ小まめに摂取しましょう。症状がひどい場合は、入院して輸液を受けて下さい。
症状に応じて整腸剤や抗生物質、解熱剤などが処方されることもあります。

感染力が強い

ロタウイルスやノロウイルスは感染力が強く、ウイルスにとって過酷な環境である非常に乾燥した場所でも約10日は生存できるといわれています。また、石鹸や消毒用アルコールにも強く、塩素系漂白剤や次亜塩素酸ナトリウムなどを用いなければ死滅しません。便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれており、感染拡大を防ぐために正しく処理する必要があります。マスクと使い捨てのビニール手袋を装着し、ペーパータオルなどで便や嘔吐物を取り除きましょう。取り除いた後は、それらをビニール袋に入れて密閉します。床や机などに残った便や嘔吐物は、乾燥すると空気中に舞うのでその予防のためにペーパータオルを被せます。消毒するために、上から50~100倍に薄めた塩素系漂白剤を注ぎましょう。

<まとめ>
感染性胃腸炎はロタウイルスやノロウイルス、サルモネラなどが原因で起こります。下痢や嘔吐により脱水症状に陥る恐れがあるため、注意が必要です。ノロウイルスやロタウイルスは感染力が強いので、便や嘔吐物の処理には配慮が必要となります。


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