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2017/02/21

子どもの食中毒の原因となる細菌やウイルス

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子どもの食中毒の原因となる細菌やウイルス

食中毒により激しい下痢や嘔吐などが起こると、脱水状態に陥る恐れがあります。脱水状態が続くと命にかかわるため、水分補給をさせつつすぐに医療機関を受診してください。今回は、食中毒の原因となる細菌やウイルスの種類について解説します。

食中毒とは

食中毒は、原因となる細菌やウイルスが付着した食品を摂取することで発熱、嘔吐、下痢などの症状が現れます。
免疫力が低い乳幼児や高齢者が食中毒を起こすと、重症化しやすいです。

食中毒の原因

食中毒には細菌性のものとウイルス性のものに分かれており、更に感染型と毒素型に分類されます。感染型食中毒は、体内に入り込んだ細菌が腸管で増殖し、消化器症状などをきたします。感染型食中毒の原因となる主な細菌は、次の通りです。

(1)サルモネラ菌
汚染された家畜の卵や、食肉などから感染することが多いといわれています。加熱することで感染を防ぐことができます。

(2)腸炎ビブリオ菌
海水の温度が20℃以上になると増殖するため、夏に水揚げされた魚介類は腸炎ビブリオ菌に汚染されている可能性があります。水道水でしっかり洗ったり加熱することで感染を防げます。

(3)病原性大腸菌
保菌者や牛などの糞便に汚染されたものが原因になることが多いです。主に食品から感染しますが、タオルの共有や同じ湯船に浸かるなどの行為に注意が必要なこともあります。

(4)カンピロバクター菌
様々な動物の常在菌の1つで、食肉から感染することが多いといわれています。十分に加熱することで、感染を防ぐことができます。

毒素性食中毒は、主に黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌の感染で引き起こされます。黄色ブドウ球菌は人の皮膚や下水などに生息しており、口から摂取すると感染します。

ウイルス性食中毒の原因

ウイルス性食中毒は、ウイルスが付着した食品や吐物や排泄物などで体内にウイルスが侵入することで引き起こされます。主に、ノロウイルスの感染によるものが多いといわれています。ノロウイルスはカキなどの二枚貝から感染することが多く、人から人へ飛沫感染したり吐物や排泄物を介して感染する場合もあります。

<まとめ>
食中毒の原因となる細菌やウイルスには、いくつかの種類があります。基本的に熱に弱いため、しっかりと火を通すことで感染を防ぐことができます。子どもは抵抗力が弱く、比較的食中毒を起こしやすいので食品の取り扱いなどは注意しましょう。


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