高熱がある

2017/02/22

子どもが発症しやすいおたふくかぜの対策

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

子どもが発症しやすいおたふくかぜの対策

おたふくかぜは子どもが発症することが多い感染症の1つです。大人も発症することがあります。おたふくかぜは症状が現れない場合があるため、知らないうちに人にうつしてしまうことがあります。今回は、おたふくかぜの原因と対策について解説します。

おたふくかぜの症状と原因

おたふくかぜは咳やくしゃみなどによる飛沫感染によりうつります。また、ムンプスウイルスが付着した物を触ったり、保菌者と接触することで感染する場合もあります。腫れが現れる前後5日間が、特に感染力が強いといわれています。ムンプスウイルスに感染しても、目立った症状が現れない場合があります。

おたふくかぜの潜伏期間は約2~3週間です。おたふくかぜの主な症状は、耳の下や頬の後ろ側などの腫れです。顔の輪郭に違和感を感じる場合などは、おたふくかぜが疑われます。最初は片面のみ腫れ、約1~2日でもう片面が腫れてくることが多いですが、片面しか腫れない場合もあります。腫れは痛みを伴うため、食事や会話がしづらいこともあります。腫れは約1週間~10日で治まることが多いようです。これらの症状の他に、発熱や頭痛、嘔吐や腹痛などが現れることもあります。発熱が3日以上続き、激しい頭痛や嘔吐、けいれんが治まらない場合は髄膜炎などの合併症も考えられます。

難聴を引き起こす恐れがある

ムンプスウイルスが鼓膜よりも奥の内耳に感染すると、音を情報として脳へ伝える有毛細胞が障害を受け、音を感じることが困難になります。これをムンプス難聴といい、片耳にのみ起こることが多いです。おたふくかぜの症状が現れなくても起こることがあるため、注意が必要です。子供に注意をはらい、いつもと何か違うなど気づいてあげることが重要です。

治療と対策

おたふくかぜの治療は、基本的には対症療法になります。発熱や疼痛に対しては、鎮痛解熱剤を使用することもあります。家庭で出来る治療法としては、しっかりとからだの免疫を高めてあげることです。発症中は顔の腫れで食欲不振になることもありますが、しっかりとした栄養補給が治療の要になります。また、子どもは脱水症状を起こしやすいため、補液など脱水の予防が重要です。

おたふく風邪は事前に任意の予防接種を受けることによって、感染の予防ができます。感染が多く確認されている4歳までには、医師と相談のうえ予防接種を受けることをお勧めします。接種は1才から受けられます。

<まとめ>
おたふくかぜはムンプスウイルスに感染することで発症し、痛みを伴う腫れが流行性耳下腺炎という耳下腺の部分、耳の下を中心とした部分に起こります。他にも発熱や頭痛などの症状を伴う場合があります。予防接種を受けることで予防できるため、医師とご相談のうえご検討ください。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加