高熱がある

2017/02/22

様々な原因で発症する子どもの急性扁桃炎の治療法

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様々な原因で発症する子どもの急性扁桃炎の治療法

急性扁桃炎は風邪をひいた時に合併することが多く、注意が必要です。子どもは大人と比べて急性扁桃炎を起こしやすいため、症状や原因を把握し予防しましょう。今回は、急性扁桃炎の症状や原因、治療法について解説します。

急性扁桃炎とは

のどちんこの左右両側に1つずつある口蓋扁桃が炎症を起こした状態を、急性扁桃炎といいます。口蓋扁桃が白い膿で覆われている場合もあります。
急性扁桃炎では次のような症状が現れます。

(1)発熱(38℃以上になることが多い)
(2)喉の痛み(飲食物を飲み込む時に激痛が起こる)
(3)倦怠感
(4)悪寒
(5)首のリンパが腫れる

発熱は約3~4日で治まることが多いようです。

急性扁桃炎の原因

急性扁桃炎の原因は、次のようなウイルスや細菌による感染です。

(1)インフルエンザ菌
(2)溶血性連鎖球菌(溶連菌)
(3)肺炎球菌
(4)黄色ブドウ球菌
(5)EBウイルス

頻度として多いのはレンサ球菌、ブドウ球菌、肺炎球菌です。また、ウイルス性と細菌性では症状が変わってきます。

これらのウイルスや細菌は、体内に常在しています。免疫機能が正常に働いていれば免疫が対処できるため、急性扁桃炎をはじめとした様々な病気が発症することはありません。しかし、疲労や風邪などが要因で免疫力が低下すると、ウイルスや細菌によって口蓋扁桃が炎症を起こします。

急性扁桃炎の治療を怠ると、口蓋扁桃の周りにまで膿が蓄積される扁桃周囲膿瘍を起こすことがあります。更に進行すると、窒息症状が出たり、首の下部に膿瘍(内部が膿で満たされたコブ)が生じる深頸部膿瘍、続いて心臓の周囲に生じる縦隔膿瘍など命に危険が及ぶ病気に繋がる恐れもあります。

急性扁桃炎の治療

急性扁桃炎の治療では、原因菌に対して有効な抗菌薬を使用します。発熱や喉の痛みなどの対処として、解熱鎮痛剤や抗炎症剤などが用いられます。脱水を予防するために、こまめな水分補給を心がけましょう。また、室内を十分に加湿し、マスクを着用することをおススメします。

<まとめ>
急性扁桃炎はレンサ球菌、ブドウ球菌、肺炎球菌など様々な細菌やウイルスによって起こります。治療を怠ると膿瘍が首の下部や心臓の周囲に現れ、重症になります。口蓋扁桃が赤く腫れている場合は早めに受診してください。


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