高熱がある

2017/02/23

短期間で重症化するので要注意。慢性腎盂腎炎の症状と原因

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短期間で重症化するので要注意。慢性腎盂腎炎の症状と原因

慢性腎盂腎炎は悪寒、発熱、腰や背中の痛みで急激に症状があらわれます。子どもやお年寄りでは重くなると、脱水による意識障害が見られることもあります。対処が遅れた場合、入院治療が必要になることもあります。今回は、慢性腎盂腎炎の症状と原因について解説します。

慢性腎盂腎炎とは

子どもの慢性腎盂腎炎は、乳幼児にみられることが多いといわれています。成人と同様に悪寒、発熱、嘔吐、背中が痛むなどの症状が現れます。

尿管の狭窄、神経因性膀胱(排尿の指令を出す神経の一部に障害が起こり上手く排尿できなくなる)などが発症の要因となることが多いようです。

慢性腎盂腎炎の治療

慢性腎盂腎炎は短期間で重症化する場合があるため、早急に抗菌薬の投与による治療が必要になります。嘔吐などにより失われた水分補給を兼ねて、生理食塩水の点滴が行われます。治療を開始して約2~3日で熱が下がり始めることが多いですが、改善の兆しが見られない場合は別の種類の抗菌薬が用いられます。

膀胱尿管逆流が起きている場合は、慢性腎盂腎炎を再発させる恐れがあります。再発のリスクが高い場合は少量の抗菌薬の服用による予防が必要になります。子どもの膀胱尿管逆流は先天性のものであれば自然に治癒することが多いようですが、重度の膀胱尿管逆流や尿道の狭窄が原因の膀胱尿管逆流の場合は自然に治る可能性が低いため、手術が検討されることがあります。

<まとめ>
慢性腎盂腎炎は成人だけではなく、子どもも発症する可能性があります。子どもは症状を上手く伝えることができないので、発熱や食欲不振、不機嫌な様子などがみられた場合はすぐに受診しましょう。


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