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2017/02/23

寒い時期にかかりやすい細気管支炎

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寒い時期にかかりやすい細気管支炎

心臓疾患、肺疾患のある子どもや、生後2カ月~6カ月の赤ちゃんに多い細気管支炎は、RSウイルスの流行状況に準じますので、冬季に多い病気です。気管支の一番細い部分に炎症を起こし、呼吸困難になることもあります。今回は、細気管支炎について解説します。

細気管支炎と症状

主にウイルス感染が原因で起こる細気管支炎は、喉の声帯より下の気管支から肺にかけた部分の炎症疾患で、冬に多い病気です。気道の中で最も細い細気管支にウイルスが付着して炎症を起こし、様々な症状を引き起こします。鼻水・鼻づまりの症状に始まり、発熱などを伴うこともあります。炎症が酷くなると、むせかえる様な激しい咳を繰り返すようになります。息を吐くとぜーぜーやヒューヒューいう呼気性喘鳴や呼吸困難を起こすのが特徴で、2歳未満の乳幼児(特に6カ月前後)に発症率が高い病気です。呼吸困難を起こすと口の周囲にチアノーゼの症状や、胸やお腹の辺りがペコペコと上下に動いてみえる陥没呼吸、肩で息をするなどの症状も現れます。体力の消耗が激しく抵抗力の弱い2歳未満の子どもの場合は、基本的に入院が必要になります。特に心臓疾患、肺疾患などの疾患患者の子どもは重症化しやすいので注意してください。

細気管支炎の診断方法

2歳未満の子どもに初めて喘鳴が見られた時は、細気管支炎か喘息を疑い検査をします。喘息が疑われた時は、家族に喘息患者(アレルギー性疾患)がいないか、過去に喘鳴になったことがあるかなど総合的に判断します。

細気管支炎の予防方法

細気管支炎を起こすRSウイルス感染を予防する事が重要です。予防方法としては、予防接種があります。(実費になります)
ご家庭で細気管支炎を予防する方法としては、風邪を引いている人に近寄らない、手洗いうがいを徹底する、人込みを避ける、空気清浄機・加湿器を使うなど風邪の対策と同じように気をつければ感染を防げます。タバコの煙は衣服に付いた物を吸っても触っても気管支によくないので、パパママは禁煙を心がけましょう。

まとめ

乳児に発症が多い細気管支炎は苦しそうな酷い咳をし、呼吸困難になりやすい病気です。いつもと少し違う咳をしたり呼吸に異変を感じたらすぐに受診することをおすすめします。予防方法としては予防接種がありますが、実費接種となります。日常生活では感染者に近づかない、空気洗浄機や加湿器の使用で予防することが可能です。


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