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2017/02/24

子どもの溶連菌感染症。特徴と治療方法

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子どもの溶連菌感染症。特徴と治療方法

子どもは抵抗力が弱いため、大人と比べ様々な感染症にかかりやすいです。子どもがかかりやすい感染症の一つに、溶連菌が原因になるものがあります。今回は、溶連菌感染症の特徴と治療方法について解説します。

溶連菌感染症とは?

溶連菌感染症は、突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、しばしば嘔吐を伴う感染症です。溶連菌には様々な種類がありますが、どの部位に感染するかによって症状が全く異なってきます。喉に感染した場合は、発病すると38度を超える高熱と共に喉の痛みを感じます。しかし、3歳未満の乳幼児の場合はそこまで高熱にならないこともあります。

発熱の後現れる症状として、舌にイチゴの種の様なぶつぶつが出るイチゴ舌があります。イチゴ舌と共に口角が荒れ、発疹が体幹から四肢に出現します。これらの症状の他にも中耳炎や副鼻腔炎等を引き起こす場合もあり、長期化すると肺炎、菌血症、トキシックショック症候群に発展する場合もあるので注意が必要です。小児で怖いのは溶連菌感染後糸球体腎炎です。急性糸球体腎炎とは、突然血尿や蛋白尿が現われ、尿量が減りむくむのが特徴的な症状です。

溶連菌感染症の治療方法

溶連菌に効果のある抗生物質を服用します。薬の服用により、熱は約2日で下がります。喉の痛みも約1週間以内に治まる事が多いです。発疹は約3週間のうちに皮が剥がれ落ち、その後跡が目立たなくなるまで回復します。

高熱が出ている場合は病院を受診するケースが多いため、比較的早期に溶連菌感染症が見つかりやすいです。しかし、3歳未満のお子様で発熱を伴わない場合は普通の風邪と思い病院を受診しないことが多く、発見が遅れることがあります。溶連菌は、自然治癒は期待できません。お子様に2日以上喉の腫れがあったり発疹が出ている場合は、一度かかりつけの医師に診せましょう。

症状が改善しても抗生剤は飲み切る

抗生剤を飲み始めると比較的早期に発熱や喉の痛み等、顕著に現れていた症状が治まります。このため処方された薬を最後まで飲み切らない方がいますが、発熱や発疹が引いても細菌を完全に退治できた訳ではありません。 途中で薬の服用を止めると、細菌を完全に体内から取り除くことができず再発する場合があります。さらに細菌を完全に除去できたとしても、急性腎炎やリウマチ熱などの合併症を引き起こす可能性があります。

溶連菌感染症といっても、体のどの部位で感染するかによって症状が全く異なります。溶連菌感染症は喉に痛みが生じるため食欲が落ちることが多く、栄養不足や脱水症を起こしやすいです。意識的に水分を補給させましょう。また、症状が治まっても、出された薬は飲みきることが大切です。


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