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2017/02/25

子どもも大人も注意が必要なりんご病

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子どもも大人も注意が必要なりんご病

保育園や学校でウイルスをもらってくることが多く、子どもがかかりやすい感染症の一つにりんご病があります。今回は、りんご病について解説します。

りんご病の症状

りんご病の潜伏期間は7~10日といわれており、初めに両頬に赤い発疹が現れます。次に手や足に網目状の発疹が広がります。発疹は胸や腹、背中等に現れることもあります。発疹は一週間ほどで治まるといわれていますが、日光を浴びることや運動することによる体温上昇で再び出現することもあります。
また、頬が赤くなる約7~10日前に発熱や筋肉痛、倦怠感等の症状が現れる他、発疹と共に腰や膝の関節が痛むこともあるようです。

普段通りの生活でOK

りんご病は自然に治るため、発疹にかゆみがない場合は普段通りに過ごして構いません。感染症ではありますが、頬に湿疹が出始める時点では既に感染力がほとんどないため、登園や登校に制限をかけている施設もほとんどないようです。ただし、発熱など何らかの症状があるなら、学校を休むなど対症療法が必要です。

湿疹にかゆみがある場合は抗ヒスタミン薬を処方する他、関節痛などがあれば鎮痛剤を使用することもあります。入浴や運動も通常通りで構いませんが、再び頬が赤くなることもあり、発疹が完全に消えるまでの期間が長引く場合があります。そのため、入浴はできるだけ短い時間で済ませる等の工夫が必要です。症状が少しずつでも良くなるようであれば問題ありませんが、かゆみが強くなる、高い熱が出る、元気がない状態が続く場合は再度診察した方が良いでしょう。

家族間感染には注意が必要

子どもの場合、りんご病になっても比較的軽症で済むことが多いですが、大人が発症すると重症化することがあります。特に妊婦さんが感染すると胎児に貧血が起こったり、子宮内発達遅滞や胎児水腫に進行する場合があります。重症化する方がいる一方で症状が全く出現しないこともあるため、お子様が感染し、ご自身が妊娠している場合は自覚症状がなくても産婦人科で相談しておくと安心です。

また、子どもの場合でも先天性溶血貧血性の持病がある子が感染すると貧血の症状が悪化する場合がある他、免疫不全状態の子が感染すると重症化することがあるため注意が必要です。

りんご病は頬が赤くなる段階で発見された場合は感染力がない状態になるため、対症療法を行います。しかし、持病がある子どもが感染すると重症化する恐れがあるため注意が必要です。また、妊婦さんが感染すると胎児に影響が出ることもあります。


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