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2017/02/26

知っておきたい子どものアレルギーの原因と関連病について

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知っておきたい子どものアレルギーの原因と関連病について

赤ちゃんのうちは特に卵や小麦粉、牛乳等に対しアレルギー反応を示す場合が多いです。今回は子どものアレルギーについて解説します。

どうしてアレルギーになるの?

私たちの身体には免疫機能が備わっています。免疫とは、外から侵入する異物を排除しようと働く機能のことです。免疫機能により、細菌やウイルスを退治することができますが、これが過剰に働くと、本来身体に害のない物質にまで反応することがあります。その反応により、生体に好ましくない影響が出るのがアレルギーです。
両親がアレルギーを持っていると、子どもも何らかのアレルギーを持つ事が多いです。アレルギーを引き起こす原因となる代表的なアレルゲン物質には鶏卵、乳製品等の食品の他、ほこりやダニ、花粉症もあり、複数のアレルゲンに反応する場合もあります。

アレルギーにより引き起こされる様々な病気

アレルギーが原因で起こる病気は様々です。

(1)食物アレルギー
特定の食べ物を摂取した場合に、アレルギー反応が出る場合があります。生まれたばかりの赤ちゃんは消化吸収機能が未発達でタンパク質を大人の様に分解することができません。そのため、食物アレルギーは乳幼児に多く見られます。
アナフィラキシーショックなど強い反応を示すこともあるため、注意が必要です。

(2)アトピー性皮膚炎
アレルギー体質と皮膚の機能異常が見られると、アトピー性皮膚炎を引き起こすことがあります。特に乾燥肌の場合、皮膚のバリア機能が低下しているため、外刺激によるダメージを表皮が直に受けます。

(3)気管支喘息
アレルゲンを吸い込み気管支でアレルギー反応が起こると、気管支が腫れて気道が狭くなるため、スムーズに呼吸できなくなります。また、副交感神経亢進時など、アレルギーが関係ない時もしばしばあります。狭くなった気管に空気が通ると「ひゅーひゅー」「ぜーぜー」という音が聞こえます。子どもの喘息のほとんどは、アレルギーが関わっているといわれています。

(4)アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎
アレルゲンが鼻や目に反応すると、くしゃみや目のかゆみなどの症状が現れます。
花粉の舞う時期にだけ起こる場合は、花粉症の可能性が高いです。季節を問わず症状が現れる場合は、ダニやハウスダストがアレルゲンになっている可能性があります。

(5)じんましん
肥満細胞に刺激が加わるとヒスタミンが放出され、じんましんが起こります。じんましんの原因は必ずしもアレルギーではありませんが、特定の環境下でじんましんが発生する場合は、アレルギーが原因である可能性が高いです。

(2)と(3)についてはアレルギーだけが原因ではありません。アレルギーがあると発症の可能性が高まる病気です。

成長と共に症状は変化する

アレルギーの症状は、成長と共に変化します。特に食物アレルギーは消化機能の発達と共に改善する場合が多いです。アレルギー素因を持っていると、他のアレルギーになりやすい場合もあります。

アレルギーの治療を始めるためには、まず原因を特定することが重要です。原因となるアレルゲンの特定は、かかりつけの医師に相談し検査や診断を受けましょう。


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