便秘・痔

2017/02/10

母乳育児でママが薬を飲んでも大丈夫なの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

母乳育児でママが薬を飲んでも大丈夫なの?

母乳育児のママは、睡眠不足・運動不足・水分不足になりやすく、便秘に悩まされがちです。薬で便通をコントロールする場合、母乳を通して赤ちゃんの身体に影響を与える心配はないのでしょうか。専門家にお聞きしました。

産後のママからの相談:「便秘が酷い。母乳育児の場合、飲んだ便秘薬は子どもに影響するの?」

妊娠中から便秘が酷く、産後も便通が無かったので病院から薬を処方されました。薬を飲むと便通があるのですがすぐに下痢になり、薬を止めると便秘になります。産後すぐは体を早く元に戻すために薬を飲んでいましたが、ほぼ完全母乳育児になってからは子どもへの影響が心配で薬を飲めなくなりました。母親が下痢になる程の薬だと、母乳を飲む子どもも影響を受けるのでしょうか。(30代・女性)

薬は病院で医師から処方してもらうと安心

授乳中のママが服用した薬が、母乳を介して子どもに与える影響はほんの少しといわれています。しかし、どの薬が適しているのかについては、専門家の指導が必要です。病院でよく相談してから処方してもらうと安心でしょう。

頑固な便秘には、授乳中でも薬を使わざるをえません。お母さんが下痢にならなくても、赤ちゃんに影響する便秘薬もあります。お母さんが服用した薬が赤ちゃんに影響を与えるのは0.5~1%と微量ですから、抗がん剤など特殊な薬でなければ心配ないと言われていますが、出来れば医師の処方で服用してください。(産科婦人科看護師)
妊娠中や出産後の便秘や下痢は生理的なものが影響しているので、うまくコントロール出来ないことが多いです。今の時期はなかなか睡眠もしっかり取れないために、ストレスや疲労が溜まりやすいでしょう。便秘薬によっては、赤ちゃんに影響をもたらすものもあるようです。生活習慣の改善が難しい場合は、授乳中でも母乳に影響の出ない便秘薬を病院で処方してもらいましょう。(看護師)

市販薬は必ず薬剤師に相談を!

市販薬の場合は、その成分によって比較的安全な薬と注意した方がいい薬があります。購入前に、薬局やドラッグストアの薬剤師によく相談しましょう。

市販の薬を使用する時は、必ず説明書を読むか薬剤師に相談して購入してください。市販の物ですと、漢方の便秘薬・センノシドが主成分のもの・センノサイドカルシウムが含まれた物は、注意した方がいいでしょう。乳酸菌に働きかけるものや、酸化マグネシウムが主成分のものは服用出来ます。(産科婦人科看護師)

水分をしっかり摂って便秘を予防

母乳育児は水分不足になりがちで、便秘になりやすいです。積極的に水分摂取を心掛けることが大切です。

母乳は血液から出来ておりたくさんの血液を必要とするため、貧血や水分不足になりがちです。水分が不足するので便が固くなったり、便秘になりやすいです。また育児での疲れや睡眠不足・タイミングよくトイレに行けない・ゆっくり食事が出来ないことなども、便秘の原因になります。(産科婦人科看護師)

お子さんを完全母乳で育てておられるのですね。頑固な便秘は、お薬でコントロールしなければいけない場合もあるでしょう。薬が赤ちゃんに及ぼす影響に関しては、受診して専門家の指導を受けることをお勧めします。


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