生理の悩み

2017/02/11

これも生理痛?左だけ、足の付け根が痛くなるので心配です

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

これも生理痛?左だけ、足の付け根が痛くなるので心配です

生理の時期に、左足の付け根が痛くなるという悩みが寄せられました。婦人科で検査しても何も問題はなかったようです。生理痛でお腹や腰ではなく足の付け根が、それも左だけ痛くなることはあるのでしょうか。専門家達の回答を見てみましょう。

生理についての相談:「生理前と生理時の足の付け根の痛み」

生理前や生理時になると、左足の付け根の部分が痛くなり、酷い時は膝まで痛い気がします。心配になって、以前婦人科で検査してもらいましたが、特に何もありませんでした。また鍼灸院の先生にも相談してみると、冷えが原因かもとのことでした。確かに三陰交にお灸をすると、少し痛さが和らぎます。普通生理痛はお腹や腰などが痛くなるものと思っていましたし、左半身だけというのも少し心配です。(30代・女性)

冷えや浮腫み、骨盤の緩みが痛みの原因に

生理中は血行不良や冷え・浮腫みを起こしやすく、骨盤も緩みます。そのため足の付け根である股関節が痛くなったり、膝に負担が掛かって痛くなることがあるようです。骨盤の緩み方や脊椎の傾きにより、片方の足だけ痛くなることもあり得るようです。

生理中は低温期に入り、血行不良や冷えを起こしやすい状態になっています。足の血流やリンパの流れが悪くなっている上に、普段より体内の水分循環が悪くなり浮腫んで体が重くなっているので、足の付け根に痛みを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があり、両方の付け根が痛む方もいれば、片方だけの方もいるようです。(産科看護師)
生理中にはホルモンバランスの変化で子宮が大きくなり、骨盤が緩みます。緩みの程度も個人差がありますが、緩みが大きいと股関節痛が出現するようです。膝の痛みが出現するのは、股関節部分が不安定なために膝にまで負担が掛かっていることが考えらえます。これは正常な生理的反応からくる症状なので、異常として捉えることはありません。(看護師)
左側だけが痛いというのは、骨盤に緩みがあるのかもしれません。もしくは脊椎の変形や、重心が左側に傾いている可能性も否定できません。婦人科で特に問題ないと診断された場合は、整形外科なども受診した方がいいと思います。(看護師)

子宮内膜症のサインである月経症状に気を付けて

生理時の足の付け根の痛みは、マッサージや運動で血行を促進することで痛みを緩和することができ、通常は心配いりません。しかし、子宮内膜症による癒着が痛みを引き起こしている場合は注意しなければなりません。生理の症状が徐々に重くなっている場合は、受診を検討しましょう。

足の付け根をマッサージしたり、温めたりすると血行が促進されて痛みが和らぎます。屈伸運動もお勧めです。(産科看護師)
生理の症状が月毎に酷くなる場合は、子宮内膜症が疑われます。その場合は、子宮外にできた子宮内膜や子宮内膜様組織が他の臓器に癒着し、左足の付け根に痛みを生じさせている可能性があります。このような生理の症状がある場合は、速やかに受診しましょう。(産科看護師)

生理時の足の付け根の痛みは、血行不良や骨盤の緩みからきているもので、片方だけ痛むのも異常ではありません。マッサージや運動で血行を促進しましょう。ただし、子宮内膜症のサインである生理の症状には注意が必要です。


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