生理の悩み

2017/02/12

腰の骨が砕けそうな生理痛、骨がもろくなっているせい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

腰の骨が砕けそうな生理痛、骨がもろくなっているせい?

生理時に下腹部と腰の痛みが酷く、特に腰は骨が砕けそうな痛みに悩まされている女性から相談が寄せられました。閉経後骨がもろくなることと、骨が砕けそうな腰の痛みには関連があるのでしょうか。また普段から摂取すると良い食品やサプリについて知りたいということですが、専門家たちはどのように答えているのでしょうか。

生理についての相談:「月経時にも骨がもろくなるのでしょうか」

現在39歳ですが、初潮の頃から月経時に下腹部と腰の痛みに悩まされています。特に腰の痛みは、まるで骨が砕けるのではと思うくらいです。受診したところ筋腫などはなく、病院で処方された痛み止めを飲んで毎月何とかしのいでいます。女性は閉経すると骨がもろくなると聞きますが、月経時の砕けそうな腰の痛みも骨がもろくなっているためなのでしょうか。普段から積極的に摂取すると良い食べ物や、サプリ等があれば教えてください。(30代・女性)

骨がもろくなることとは無関係だった!

生理時の腰痛は、骨盤周辺の血流が滞っていることや骨盤が緩んでいることが原因で、骨がもろくなることとは全く関係ないようです。

月経時の腰の痛みは、骨がもろくなっているからではなく、体の冷えや骨盤の歪み、子宮口が狭いことが原因で起こる血流の滞りです。骨盤周辺の血流が悪かったり子宮口が狭かったりすると、子宮がうまく収縮せず経血がスムーズに排出されません。この時、子宮を収縮させ、骨盤を緩め経血を排出させようと「プロスタグランジン」というホルモンが過剰分泌され、酷い腰痛(生理痛)が起こります。(産科看護師)
生理中は、骨盤が緩みます。骨盤が緩めば重心を支える部分が不安定になるので、腰などの他部位に負担が掛かります。骨盤の緩み具合・腰痛の程度も様々ですが、痛みが強い場合は緩みが大きいことが考えられます。骨盤に歪みがある場合も、生理中の腰痛・骨盤痛が出ると言われています。(看護師)

身体を温め、めぐりを良くする食べ物がお勧め

身体の代謝を上げて血流を良くし痛み物質の分泌を抑えるなど、生理時の腰痛を緩和するうえで役立つ食品を看護師さんがいくつか教えてくれました。

生理時の腰痛に良い食べ物は、身体の代謝を上げる善玉菌が好む、オリゴ糖を多く含む食品です。レンコンやゴボウなどの根菜類、バナナ等を食事に摂り入れましょう。また、冷えを改善させ血流を良くするネギやショウガを摂ったり、身体を温める作用のあるハーブティーを飲むのもいいでしょう。痛みの元となるプロスタグランジンの生成を抑えるカルシウムや、DHA・EPAが豊富な干しエビ・イワシ・シラス・ヒジキもお勧めです。(産科看護師)

生理時の腰痛は骨がもろくなっているためではなく、血行不良や骨盤の緩みから生じています。身体を温め、血流を良くしてくれる食材を積極的に食べましょう。


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