生理の悩み

2017/02/12

生理中の排便痛・肛門痛とチョコレート嚢胞の関係は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

生理中の排便痛・肛門痛とチョコレート嚢胞の関係は?

生理中、排便時に酷い肛門痛に悩まされているという相談がありました。チョコレート嚢胞との関連を心配しているようですが、痛みと症状の深刻さは比例するのでしょうか。専門家たちのアドバイスを見てみましょう。

生理についての相談:「生理中の排便時に肛門が痛む」

生理中の排便時ですが、時々我慢出来ないほどの肛門痛を感じることがあります。特に生理になる直前から、生理が始まった後の数日が酷い痛みです。少しインターネットで調べたところ、チョコレート嚢胞と関係があると書かれていましたが、痛みが酷ければ症状も酷いのでしょうか。以前と比べて症状が悪化しているとは感じませんが、最近受診をしていないので不安です。また、症状が酷い時に痛みを軽減する方法はありますか。(30代・女性)

子宮内膜症が進行している可能性も

生理中の排便痛とチョコレート嚢胞は、確かに関連しているようです。子宮内膜細胞が卵巣に発生するとチョコレート嚢胞となりますが、子宮内膜細胞が直腸の近くに癒着すると排便痛の原因となります。他にも子宮の位置など、いくつか考えられる原因があるようです。

チョコレート嚢胞は、子宮内膜症が卵巣に発生した病変です。チョコレート嚢胞を発症している方は、子宮内膜症がある程度進行している場合が多いです。内膜細胞がダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)や直腸付近に癒着すると、排便痛や肛門痛が起こります。生理中に肛門痛を感じる場合は、子宮内膜症を患っている可能性があります。(産科看護師)
子宮が後ろに傾いている(子宮後屈)ことや、生まれつき子宮と直腸の間が狭いことも考えられます。この場合も、生理中に肛門痛が現れやすいと言われています。(産科看護師)

今後のためにも受診して治療するのがベスト

子宮内膜症なのか他の原因なのかをはっきりさせるためにも、また今後妊娠することを考えたときに、一度受診することが勧められています。痛みを軽減するためにも、きちんと治療しましょう。

鎮痛剤などで一時的に痛みはしのげますが、強い痛みがあれば症状が進行している可能性もあります。痛みの原因を知るためにも、一度受診することをお勧めします。(産科看護師)
子宮内膜症が原因で肛門痛が出ているのであれば、今後のことを考えて治療を行ったほうがいいかもしれません。子宮内膜症の場合は、妊娠しにくくなることもあります。この痛みを軽減するには、病院を受診して治療を受けることをお勧めします。(看護師)

生理中の排便痛は、子宮内膜症が進行しているサインである可能性が高いと思われます。他にも子宮の位置などいくつか考えられる原因があるため、一度受診して原因を見極めて内膜症であれば今後のためにもきちんと治療を受けましょう。


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