流産

流産したのは、母の流産体質が遺伝したから?

母娘で流産の経験がある場合は、何かしら遺伝しているのではと悩んでいる相談者。実際母から娘へ、流産しやすい体質が遺伝することはあるのでしょうか。

流産に関する相談:「流産しやすい体質は遺伝するのですか」

第二子妊娠についての相談です。私は第一子を出産する前に、化学流産であったであろう出血を経験しています。出産後、実母にも2回の流産経験がある事を知り不安に思っています。流産しやすい体質があると聞いたことがありますが、母がその体質だとしたらその体質は私にも遺伝しているのでしょうか。 (30代・女性)

流産しやすい体質は遺伝する?

親から子へは様々な特徴や体質が受け継がれていきますが、流産しやすいことは子どもに遺伝する可能性があるのでしょうか。

母親に流産経験があるからといって、それが体質として子どもに遺伝することはおそらくないでしょう。(産科看護師)
流産しやすい体質が遺伝するかどうかについては、はっきり分かっていません。流産は生活習慣にも影響されるので、遺伝や体質の側面だけでは原因を説明出来ないのです。(看護師)
3回以上流産を繰り返す習慣性流産の場合は、自己免疫異常などの疾患が原因となっていることがあります。この場合は、その疾患自体に遺伝的な要素が関係している可能性はゼロではありません。(産科看護師)

流産の様々な原因

流産しやすい体質の遺伝については、特別なデータ等ではっきりと証明されているわけではないようです。それでは流産は、何が原因で起こるのでしょうか。

流産の多くは初期の流産で、そのほとんどが赤ちゃんの染色体異常が原因です。これは男性側か女性側のどちらか、もしくは両方の染色体に異常がある場合に起こります。また子宮の形態異常、甲状腺機能が悪い、ホルモン分泌が良くないなど、母体の元々の体質が原因である場合があります。(産科看護師)
流産の種類によって原因は異なります。例えば化学流産は着床が継続されなかったことによる流産ですが、原因としては黄体機能不全や自律神経の乱れ、冷えや運動不足による血行不良などが考えられます。(看護師)
ストレスは自律神経の乱れを引き起こす要因となるため、過度なストレスによって流産が起こるケースがあります。(看護師)
流産の原因は多様で特定が難しく、解剖生理学的・遺伝学的な要因だけでは原因を特定出来ない場合が多いです。第二子の計画があるのでしたら、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が少ない黄体機能不全など、何かしら母体側の不調が関係している可能性もありますので、一度産婦人科を受診されることをお勧めします。(看護師)

流産の原因には様々なことが考えられ、どれか一つだけを改善したら良いわけではないようです。母体の不調が関係することもあるので、今後妊娠を希望する場合は一度病院で相談してみましょう。


2017/02/14

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