妊娠前の食事

2015/03/19

食生活が不妊に関係することはあるの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

食生活が不妊に関係することはあるの?

妊娠を希望していても、なかなか思うようにいかないこともあります。原因は人により様々ですが、医師から動物性脂肪が足りないと指摘された相談者の方は肉が嫌いなので困っているようですが、看護師さんたちは何とアドバイスしているのでしょうか。

食事と妊娠についての相談:「お肉が嫌い。なかなか妊娠しないのは食生活に問題あり?」

先日の血液検査でコレステロール値が低すぎると診断され、肉が苦手で食べられないと伝えると、動物性脂肪はホルモンの材料にもなるので少し意識して摂った方がよい、とアドバイスを頂きました。結婚して2年以上経っても子供ができないのは、私の食生活が原因で排卵や卵子の成長に問題が起きているのでしょうか。(30代・女性)

黄体ホルモンの分泌を促すビタミンE

黄体ホルモンの分泌を促すには「ビタミンE」が効果的です。その他にも女性ホルモンによい食べ物はあるので、できるだけバランスよく摂取しましょう。

苦手な食品を無理に食べるとストレスになる恐れがあります。バランスのよい食事は大切ですが、黄体ホルモンの分泌を増やす効果があるビタミンEを意識して摂るとよいです。ビタミンEは抗酸化作用が高く、ホルモンの乱れで起こる生理不順の改善に効果的で、血行促進作用があり子宮の血の巡りもよくなります。(内科看護師)
ビタミンEはかぼちゃ、鰻、魚類の脂質(肝や魚卵も含む)、植物油などに含まれ、乳製品やビタミンCと一緒に摂るとよいです。またビタミンEを含む食材は脂肪分も高いので、コレステロール値へも反映するのではないでしょうか。(内科看護師)
動物性の脂質以外にもたんぱく質・ミネラル・ビタミン・糖質なども摂りましょう。大豆製品、牛レバー、鰻などの魚介類、海藻類や葉物野菜に含まれる葉酸は滋養強壮に効果的で男性の精力増強にもよいですし、根菜類を摂り身体を冷やさないようにしましょう。(産科看護師)
イソフラボンは卵胞ホルモンに似た働きをするため、大豆や大豆製品も効果的です。肉料理も無理のない範囲で少しずつ取り入れ、妊娠しやすい身体作りのための食事を心がけましょう。(内科看護師)

身体を冷やさない・ストレスをためない・質の良い睡眠

食事も大切ではありますが、睡眠などの生活習慣にも気を配る必要があります。またご自身だけではなく、ご主人も一緒に妊娠に向けて取り組むとよいでしょう。

適度なストレッチは身体を温めリラックス効果があり、女性ホルモンのバランスが整います。就寝前の習慣として試してみてもよいでしょう。(内科看護師)
冷えは不妊の原因になるので湯船にしっかり浸かり、ホルモンの分泌がよくなる22時頃には寝るようにしましょう。ストレスは生理不順やホルモンバランスの乱れにつながるので、好きなことで気分転換を図ってください。(産科看護師)
基礎体温は妊娠しやすい時期の推測など、不妊治療をする上で役立ちます。排卵がきちんとあるか、また生理の周期についても把握しておきましょう。不妊の原因は女性だけとは限らないので、できればご主人と一緒に治療に取り組むことが望ましいです。(産科看護師)

お肉は少しずつ食事に取り入れ、その他にもたんぱく質やミネラル、ビタミンEなどをバランスよく摂るとよいでしょう。女性にとって冷えは大敵なので、日頃から軽い運動などをして身体を冷やさない工夫をしてください。


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