流産

2017/02/15

1年の間に流産3回…母体に問題?遺伝子検査が必要?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1年の間に流産3回…母体に問題?遺伝子検査が必要?

赤ちゃんの訪れを待ちわびる方にとって、妊娠の末の流産は身を切るように辛い体験だと思います。短期間に流産を繰り返しているママに対し、専門家たちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

流産についての相談:「母体に問題あり?検査が必要?」

1年間に3回流産しました。1、2回目は妊娠5週頃に自然流産し、赤ちゃんはエコーで確認出来ませんでした。3回目は胎嚢が確認され安心していましたが、次の健診で胎児が育っておらず稽留流産と診断され、掻爬手術を受けました。短い期間に3回も流産するのは、母体に何か問題があるのでしょうか。習慣流産なのか、病院で詳しく遺伝子検査などの検査をした方がいいでしょうか。(30代・女性)

初期流産の原因のほとんどは赤ちゃんの染色体異常?

3回以上の流産を、習慣流産と言います。流産は、赤ちゃんの染色体異常などにより正常な妊娠の継続が難しい場合に起こり、予防法や対処法はありません。

3回以上流産することを、習慣流産と言います。3回全ての流産において、赤ちゃんの染色体異常が原因であった可能性はあります。その場合は母体に問題がある訳では無いため、予防法や対処法はありません。次の妊娠を待つしかないでしょう。(看護師)
1年間に3回も流産され、大変辛い思いをしましたね。妊娠初期の流産のほとんどは、母体側よりも赤ちゃんの方に異常があることが多いと言われています。受精後に上手く子宮内に着床出来たとしても、染色体の異常や奇形によって正常な妊娠の継続が不可能な場合に、流産しやすいと言われています。(看護師)

夫婦のどちらか、または母体側に流産の原因がある可能性も

夫婦のどちらかに染色体異常がある場合、また母体側にホルモンや子宮などの問題がある場合にも流産することがあります。原因を知るために、一度産婦人科を受診し検査を受けることを勧められています。

習慣流産の方の約8~10%に、染色体異常があると言われています。最も多いのが均衡型相互転座です。夫婦のどちらかに相互転座がある場合は、流産の確率が高くなります。染色体検査を受け原因を追究する方法もありますが、その場合は夫婦でしっかり話し合いカウンセリングを受けましょう。(看護師)
母体側の問題としては、黄体機能不全・子宮筋腫・子宮内膜症・子宮頚管無力症・感染症・内分泌異常・自己免疫異常などが考えられます。黄体機能不全は、着床を維持するためのホルモンであるプロゲステロンの分泌が少ないことで、妊娠を維持出来ず初期に流産が起こります。一度産婦人科を受診し、検査を受けることをお勧めします。(看護師)

流産のほとんどは、赤ちゃんの染色体異常などにより起こるそうです。また夫婦のどちらかに染色体異常がある場合、母体側にホルモンや子宮などの問題がある場合にも流産する可能性があるので、原因を調べるためにも産婦人科を受診してみてはいかがでしょうか。


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