妊娠初期の出血 

2017/02/16

妊娠初期に絨毛膜下出血に…いつまで安静にしていれば良い?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠初期に絨毛膜下出血に…いつまで安静にしていれば良い?

妊娠中は、思いがけないトラブルが起こることもあります。今回は、絨毛膜下出血となった妊婦さんからの相談です。絶対安静と言われ、5カ月に入った今でも不安が消えないようです。彼女の安定期はいつ訪れるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

妊娠中の不調についての相談:「絨毛膜下出血になったら安定期はいつ訪れる?」

妊娠初期に絨毛膜下出血になり、約3週間絶対安静でトイレとベッドの往復の生活でした。医師からは、妊娠中は安定期などないのでずっと安静にしているよう言われました。5カ月経った今では出血も止まり、出血箇所も目立たなくなって胎児もとても順調ですが、現在も不安が続いています。赤ちゃんを産むこと自体奇跡的なことですし、絶対大丈夫ということはないでしょうが、安定することはあるのでしょうか。(20代・女性)

流産のリスクを高める絨毛膜下出血。治療法は安静にしておくこと

絨毛膜下出血は、妊娠初期から中期にかけて断続的に続きます。5カ月頃が目途と言われていますが、治療法はやはり安静にすることが1番です。

一般的に妊娠4カ月に入ると安定期と言われますが、出産までは何が起こるか分かりません。無事に出産するまでは、100%大丈夫な状態とは言いきれません。絨毛膜下出血の基本的な治療法は、安静にすることです。妊娠5カ月くらいが目安と言われますが、医師から安静にするように言われたらなるべく無理せず静かにしていましょう。(産科・婦人科看護師)
絨毛膜下出血とは、胎児側にある絨毛膜と母体側にある子宮内膜が融合される過程で子宮内膜の血管を破壊し、血腫を作って出血することです。胎盤が形成される妊娠初期から中期に断続的に続くと言われ、血腫が小さいうちは出血だけで済み、胎盤が形成されると自然に取り込まれていくことが多いようです。しかし血腫が大きくなると、胎児を圧迫したり破水することから流産のリスクが高まります。(産科・婦人科看護師)

妊娠中は何が起きるか分からない。その意識がトラブルを未然に防ぐ

妊娠中は何が起きるか分からない、これは全ての妊婦さんに言えます。つい無理をしてしまうことで、起きるリスクがあることを意識しておきましょう。

「安定期はない」というのは、確かにその通りかもしれません。安定期はつわり等の症状が改善する時期で体調は安定しますが、赤ちゃんは依然発達・成長している時期です。体調が良くなってお母さんが動き過ぎたり無理をすることで、子宮が収縮する等のトラブルが起こることもあります。「安定期」といっても、トラブルは無視出来ません。(看護師)
先生が「安定期はない」と言われたのは、相談者さんだけに対してではなく、妊婦さん全員にお話されているのではないかと思います。妊娠初期は赤ちゃんの異常や母体の異常で流産しやすいですが、いわゆる安定期になると赤ちゃんの異常が原因で流産となる確率は低下してきます。相談者さんの絨毛膜下出血は治まっているようですし、今が安定期なのではないでしょうか。(看護師)

安定期とは流産する確率が減る時期で、5カ月頃が目安のようです。しかし赤ちゃんの成長は続いており、安定期といってもトラブルのリスクは常にあります。出来る限り、安静に過ごすよう心掛けましょう。


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