高齢出産全般

2017/02/17

高齢出産の場合、ダウン症の発症率は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

高齢出産の場合、ダウン症の発症率は?

今回は38歳で第一子を出産した女性からの相談です。第二子を考えている相談者さんですが、障害児を授かった場合子育てに自信がないと悩んでいます。専門家からは、どのような回答が寄せられているでしょうか。

ダウン症についての相談:「高齢出産だとダウン症のリスクは上がりますか?」

38歳でやっと子どもを授かり、出産したばかりです。高齢出産だと子どもがダウン症になる可能性が上がると聞いたことがあります。これ以上高齢になると、ダウン症のリスクは更に高まるのでしょうか。今回の出産では障害もなく、無事に産まれてきてくれましたが、子どもに兄弟を作ってあげたいと思っています。しかし、高齢出産をして、障害児だった場合の子育てに自信がありません。出産したばかりですが、次の家族計画に悩んでいます。(30代・女性)

年と伴に高まるダウン症の発症率。40代では1000人中10人

年を重ねるごとに、ダウン症の発症率は高まっていきます。20代では1000人に1人以下ですが、40代では1000人中10人と言われています。

ダウン症は、精子や卵子が細胞分裂する際に不分離が起こることや、受精卵の初期の細胞分裂の際に不分離を起こすことが原因といわれています。不分離が起こる原因ははっきりしていませんが、高齢で卵子が劣化することも原因の一つと考えられます。 (産科・婦人科看護師)
高齢出産でリスクが高まるダウン症の発症率は、20代では1000人に1人以下、30代で1000人に2~3人、40代では1000人中10人と、急激に確率が高まります。(産科・婦人科看護師)
ダウン症などの染色体異常を調べる検査には、血清マーカー、羊水検査、絨毛検査、出生前診断の遺伝子検査があります。血液検査で染色体異常の疑いがあった場合、確定診断として羊水検査を行ないます。確定診断といってもダウン症の確定診断ではなく、可能性があるということです。羊水検査で陽性でも健康な赤ちゃんが生まれたケースもあれば、陰性でもハンディを持った赤ちゃんが生まれたケースもあります。(産科・婦人科看護師)

子育てに自信ある人はいません

障害があってもなくても、子育てに100%自信がある人はいません。

お母さんが年をとるように、卵子の細胞も同じように古くなります。それだけダウン症の赤ちゃんが生まれる確率はどうしても高くなるというデータがありますが、あくまで「確率」の話です。例えば、20歳での妊娠出産の場合と40歳での妊娠出産の場合では、ダウン症となる確率はかなり違ってきますが、38歳と40歳ではその差はあまり大きなものではありません。(看護師)
誰でもやったことがないことに対して自信はありません。障害のない赤ちゃんの子育てにおいても、初産で自信満々の人がどれだけいるでしょうか。悩むところではありますが、もしダウン症の確率を心配されるのであれば、少しでも確率を下げるために早めに計画された方がいいかもしれません。(看護師)

年を重ねると、ダウン症のリスクはどうしても高まります。妊娠、出産のタイミングを考慮して、計画していくのがよいようです。


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