高齢出産全般

2017/02/17

第一子と第二子でダウン症の発症率に違いは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

第一子と第二子でダウン症の発症率に違いは?

年齢と共にダウン症のリスクは高くなるといわれますが、初産年齢は関係あるのでしょうか。また第一子と第二子とでは、発症率に違いはあるのでしょうか。ダウン症について、専門家に聞いてみました。

ダウン症についての相談:「初産年齢とダウン症は関係ある?」

現在1年4カ月の子どもがいますが、ダウン症について正しい知識がないので教えてください。高齢出産ではダウン症の確率が上がるといいますが、初産年齢が若ければ確率は低いのでしょうか。また、最初の子どもや2番目の子どもで発症率に違いはありますか。高齢出産以外にも要因はありますか。またダウン症が確定するのは、妊娠から産後までのどのタイミングでしょうか。産後何年かしてから、分かる場合もありますか。(30代・女性)

第一子や第二子は関係ない。早めに産んだ方が確率は低い

ダウン症の発症率に第一子や第二子といった順番は関係ありませんが、早く産む方が確率は低いようです。

染色体は、22対と性別を決める2本の染色体の計46本になっています。ダウン症(ダウン症候群)は21番目の染色体が3本あり、計47本の染色体で、精神遅滞などの症状が起こる新生児に最も多い先天性の疾患です。先天性の疾患ですから、初産・2人目というのは関係ありませんが、高齢出産になると確率は高くなるでしょう。(産科・婦人科看護師)
精子や卵子が細胞分裂する際に不分離が起こることや、受精卵の初期の細胞分裂の際に不分離を起こすことが原因といわれています。しかし、なぜ不分離が起こるのかははっきりしていません。(産科・婦人科看護師)
ダウン症となる確率は、20歳で妊娠出産した場合と40歳とでは大きく異なります。「初めの子どもや2番目の子どもは関係ないか」とのことですが、妊娠回数によってダウン症の発生率が高くなるというデータはありません。ただし、20歳で妊娠する1人目と、20代後半で妊娠する2人目とではダウン症の発生率はやはり2人目の方が高くなります。(看護師)

調べる方法は複数あり。羊水・絨毛・遺伝子検査は99%近い精度

ダウン症を調べる方法は、いくつかあります。中でも羊水検査・絨毛検査・遺伝子検査は、99%近い精度があるようです。

ダウン症を調べるためには、血清マーカー・羊水検査・絨毛検査・出生前診断の遺伝子検査があります。血清マーカーは妊娠15~25週まで、羊水検査は妊娠15~18週、絨毛検査は妊娠9~13週、遺伝子検査は妊娠10~18週に行うことが出来ます。羊水検査・絨毛検査・遺伝子検査はいずれも99%近い精度です。ダウン症が判明し、妊娠を続けるか諦めるかは大きな問題になります。(産科・婦人科看護師)
高齢出産以外では、遺伝的な要素なども影響してきます。ダウン症は、羊水検査で早期に発見することが出来ます。もちろん検査をしなければダウン症と確定診断することは出来ません。ダウン症の疑いがあったとしても、検査をするタイミングが遅ければそれだけ確定が遅れることはあります。(看護師)

ダウン症の発症率は第一子や第二子などの順番には関係はありませんが、早く産んだ方がリスクは低いようです。ダウン症かどうかはいくつかの検査で調べることができ、特に羊水・絨毛・遺伝子検査は99%近い精度があります。


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