妊娠中の病気・身体の悩み

2015/03/23

やっちゃった!妊娠に気づかず飲酒…赤ちゃんに影響は?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

やっちゃった!妊娠に気づかず飲酒…赤ちゃんに影響は?

お酒や煙草…妊娠中に避けた方がいいものは数多くあります。しかし、妊娠に気づかず、飲み会に参加してしまうことも。妊活中の女性からの相談に産婦人科の看護師さん達はなんと答えているのでしょうか。

妊活中の女性からの相談:「受精の時期に気づかずに飲酒したら、胎児に影響は?」

妊活をはじめて1年くらいになります。先月はパーティや飲み会が重なり、かなりの量のお酒を飲んでしまいました。生理が2週間ほど遅れており、基礎体温にも変化があったことから簡易チェッカーで検査したところ陽性でした。病院で確定診断はまだ受けていません。ちょうど受精した時期と多量な飲酒が重なってしまったのではないかと思うのですが、赤ちゃんにはどの程度の影響がありますか。(30代、女性)

受精した時期の飲酒なら、胎児へ影響を心配しなくてよいようです

妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群に繋がるといわれていますが、受精した時期であれば、胎児に影響はないようです。

受精した時期でしたら問題ないでしょう。妊娠のごく初期には、胎盤が未熟なので、飲酒や薬を服用しても、血液を通して赤ちゃんに運ばれることはありません。(産婦人科看護師)
排卵と受精が行なわれた後、それからおよそ1週間から11日後に着床します。ご心配されている時期のアルコール量ですが、医学的にはアルコール依存症レベルの飲酒を習慣的に行なっていた、というケースでなければ問題ありません。(外科看護師)
妊娠に気づかず、飲酒された方もたくさんいますが、それによって胎児性アルコール症候群になるとは確定されていませんし、無事に元気な赤ちゃんを出産されたケースも多くあります。今の時点では、胎児への影響は心配ないかと思います。(産婦人科看護師)
検査薬で陽性が出たばかりのこの時期、心配のしすぎでストレスをためてしまうことが心配です。アルコール中毒を起こすほどの深酒でなければ赤ちゃんへの影響も心配要りませんので、どうぞご安心下さい。(外科看護師)

胎児性アルコール症候群を防ぐため、今後は飲酒しないで

妊娠検査を受ける際は、気づかずに飲酒したことを話しておきましょう。

妊娠中に飲酒すると、胎児性アルコール症候群になるといわれています。胎児性アルコール症候群とは、お母さんが飲酒することで、赤ちゃんも飲酒するのと同じですから、赤ちゃんの奇形や成長障害がおこり、低体重や低身長の子供が産まれたり、言語障害や知能障害を起こすことがあります。(産婦人科看護師)
胎児性アルコール症候群の治療法はなく、障害をもって生まれた子は、一生、その生涯を抱えることになります。また、無事に出産されても、先天性の腎、肝機能障害をもって産まれるリスクが高まります。(産婦人科看護師)
妊娠中でも、少量なら飲酒してもよいといわれていますが、どれくらい飲んでも大丈夫という具体的な基準はなく、少しならという気持ちがエスカレートする場合もありますから、今後は飲酒しないようにしましょう。(産婦人科看護師)
妊婦検査の際には、知らずに飲酒したことを話して下さい。また、市販の検査薬で陽性がでても、確定ではありませんし、疲れなどで生理が遅れている場合もあるので、病院で検査してください。(産婦人科看護師)

妊娠のごく初期であれば、飲酒が胎児に影響を与えることはないようですが、今後は飲酒はやめましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加