成長痛

2017/02/27

8歳の子どもの成長痛は小児四肢疼痛発作症という病気?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

8歳の子どもの成長痛は小児四肢疼痛発作症という病気?

情報のあふれる昨今、新たな病気についての情報をニュース等で耳にすることもあります。成長痛のような子どもの膝の痛みが、小児四肢疼痛発作症ではないかと不安に思っているママからの相談に、専門家はどのように回答しているでしょうか。

8歳児のママからの相談:「8歳の娘が膝を痛がるのは、小児四肢疼痛発作症という病気ではないでしょうか?」

疳(かん)が強い子は「小児四肢疼痛発作症」という病気だという研究が発表されたというニュースを見ました。膝や肘など関節周囲に痛みを感じ、1、2歳頃から症状が見られるらしいのですが、これは成長痛の一つなのでしょうか?8歳の娘は赤ちゃんの頃からよく泣く子で、しゃべるようなってからはよく「膝が痛い」と訴え、今も月に何回かは膝が痛いと言います。娘も小児四肢疼痛発作症なのでしょうか?改善のために出来ることはありますか。(30代・女性)

小児四肢疼痛発作症の治療はまだ研究段階

遺伝子の変異によるものではないかと言われていますが、小児四肢疼痛発作症の治療についてはまだ研究段階のようです。

京都大や秋田大の研究チームが幼児期や学童期に手足の痛みを起こす原因として痛みに関する遺伝子の変異を特定し、小児四肢疼痛発作症と命名しました。(看護師)
天気の悪い日や寒い時期・疲労などが原因で、訴えることが多いようです。特徴としては、月に10回以上訴える・痛みが10~30分続く・親族にも同じ体験者がいる・10代後半から軽くなり、成人になると消失することなどがあります。治療としてはまだ研究の段階で、痛みに対する対処療法しかないようです。(看護師)
「疳(かん)が強い子は小児四肢疼痛発作症という病気」という訳ではなく、「その可能性がある」ということで絶対ではありません。また、これはあくまでこのグループが調査して出した研究結果であり、医学的に確立されたわけでもありません。(看護師)

成長痛は病気ではないので様子を見ましょう

成長痛は特に治療が必要なものではありませんが、マッサージをしたり、スキンシップを図ったりすることで改善が見られることもあります。

お子さんが小児四肢疼痛発作症の可能性が高いかどうかは、書かれている相談文だけで判断することは出来ません。もちろん可能性はゼロではありませんが、今のところ成長痛だと考えられます。(看護師)
病気ではありませんから、お母さんが側にいてさすってあげるだけで改善することもあります。しかし何度も訴える場合は、一度検査した方がいいでしょう。(看護師)
成長痛は基本的には治療は必要ありませんが、不安なら病院を一度受診されることで安心出来るのではないでしょうか。痛みが出るのを予防することは難しいですが、マッサージをしたりスキンシップを図ったり、症状に応じて冷やしたり逆に温めたりしても改善するようです。(看護師)

成長痛に治療は必要ないそうですが、マッサージやスキンシップが痛みを和らげるうえでお勧めです。小児四肢疼痛発作症についてはまだ研究段階にあり、根本的な治療はありません。頻繁に痛む場合は、一度専門医を受診することも検討してください。


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