痙攣(けいれん)

2017/03/04

熱性けいれんの薬はいつまで使用?発作は何歳まで起こる?

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熱性けいれんの薬はいつまで使用?発作は何歳まで起こる?

子どもが熱性けいれんを起こすと、またいつ起こるのかと心配になります。けいれん予防薬が処方されることもありますが、いつまで使用する必要があるのか、また熱性けいれんは何歳頃まで起こるのかという相談に、専門家達はどのように回答しているでしょうか。

8歳児のママからの相談:「2歳と5歳の時にけいれん発作。予防薬はいつまで使用する必要が?」

熱性けいれんを2歳と5歳の時に2回経験しました。37.5℃以上発熱した時は、けいれん止めの坐薬を入れるよう言われました。熱風邪の時には必ず解熱坐薬の前にけいれん止めの坐薬をしていますが、小学生になってからは熱を出すこともほとんどなくなりました。この坐薬はいつまで必要なのか、熱性けいれんは何歳くらいまで起こるのでしょうか。何歳以上で発作を起こすと良くないなど気をつけたほうがいいことがあれば、教えてください。(30代・女性)

最終発作から2年が目安

子どもの熱性けいれんは、5~6歳で治まるのが一般的です。けいれん予防薬については、最後の発作から2年経過すれば使用を中止して様子見で良いと看護師さん達は説明しています。

熱性けいれんは幼児期に多く、通常は5~6歳で治まることがほとんどです。現在も、熱が出たらけいれん予防の座薬を使うように言われていますか。けいれん予防の座薬は最後のけいれんから2年まで、年齢については5歳くらいを目処に使用するのが一般的です。(産科看護師)
けいれん予防薬の使用は一般的に4~5歳頃までと言われ、最後のけいれん発作から2年経過した頃までとも言われています。相談者さんのお子さんの場合、5歳の時も発作を起こしているので、予防投与としては7歳過ぎ頃までになるでしょう。現在でも熱が出ると、毎回使用されているのでしょうか。最後の発作から3年ほど経過しているようですし、一度医師に予防投与について相談してみてください。(看護師)

小学生になってからのけいれんは、てんかんの可能性も

小学生になってからけいれんを起こす場合は、てんかんの可能性もあるようです。てんかんが起こる年齢は様々で、大人になってからでも発症することがある疾患です。

熱性けいれんの多くは命に関わるようなものでもなければ後遺症が残るようなものでもないので、「何歳以上で発作が起こると良くない」ということは特にありません。(看護師)
単純型の熱性けいれんの場合は後遺症もなく予後も心配ありませんが、似たようなけいれんにてんかんがあります。てんかんは大人になってからでも起こる発作で、脳の損傷や先天性代謝異常などが原因で発作を繰り返します。(産科看護師)
てんかんの発症年齢は様々ですが、小学生以降に起こすけいれん発作はてんかんと考えられます。てんかんの場合、種類にもよりますがほとんどが突然意識を失うので、転んで怪我をしたり事故に遭ったりしないよう注意しなければなりません。(産科看護師)

熱性けいれんは、通常5~6歳頃には治まることが多いです。予防薬の必要性については、最終発作から2年経過というのが1つの目安になるようです。現在8歳で最後の発作から2年以上経過しているので、薬の使用については一度医師に確認してみてはいかがでしょうか。


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