体外受精の基礎

2017/03/06

1回50万円!体外受精の費用はどこも同じ?

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1回50万円!体外受精の費用はどこも同じ?

不妊治療は精神的にも負担がかかりますが、加えて気になるのが費用面です。治療を受ける病院や治療段階によって、費用に違いはあるのでしょうか。

不妊治療に関する相談:「体外受精は、治療の段階によって費用が違いますか?」

妊活1年目で人工授精の段階ですが、体外受精も視野に入れています。そこで気になるのが費用です。体外受精は卵子の育成・採卵・受精・移植など段階があるようですが、例えば移植を行った場合と受精卵が育たず移植に辿り着かなかった場合では費用が異なるのでしょうか?それとも費用は一律でしょうか。(30代・女性)

高度な方法ほど高額に

体外受精には、卵子の育成・採取から移植までいくつかの段階があります。体外受精の費用はどのように算出されていくのか、医療従事者の方々に聞いてみましょう。

体外受精は、ホルモン治療・卵子や精子の採取・受精・培養・移植などそれぞれに費用がかかります。一律ではなく機関によっても異なりますが、合計すると50万円くらいが目安になるでしょう。(産科看護師)
体外受精を視野に入れた治療では、まず採卵をします。その採卵の可否で、金額に差が出ます。次に体外受精を行って受精出来たか出来なかったかでも費用は異なり、そこから移植を行う場合は更に費用が追加されます。(看護師)
治療は結果が良かったら支払うという成功報酬ではなく、一律でもありません。治療方法によって点数がついていき、その点数によって病院側は費用を算出していきます。方法がより高度で専門的になるほど、費用は高くなっていきます。(看護師)

費用を抑えるために利用出来る制度も

段階によって点数が加算される体外受精は高額ですが、経済的負担を少なくするために利用出来る制度があるようです。

不妊治療では、国の助成金が受けられます。39歳までですと、通算6回までなら1回につき15万円程の助成金が受けられます。(産科看護師)
国による不妊治療の助成金は、夫婦の所得が730万円以上だと受けられません。ただし、地方自治体の助成金には所得制限がない地域もあるようです。詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。(産科看護師)
体外受精は健康保険が適応されないため高額な費用が掛かりますが、医療費控除の対象にはなります。少しでも負担を軽くするために、利用出来る制度について調べてみてはいかがでしょうか。(産科看護師)

体外受精の費用は機関や段階により異なりますが、助成金を受けたり医療費控除の申請をすることで負担を軽減することが出来るようです。一度、最寄の役所に問い合わせて詳細を確認してみましょう。


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