痙攣(けいれん)

繰り返す子どもの熱性けいれん。何歳頃に治まる?対処法は?

子どもの熱が急激に上がる時、熱性けいれんを起こすことがあり、中には何度かけいれん発作を繰り返す子どももいます。子どもの熱性けいれんは何歳頃に治まるのでしょうか。保育園でもよく発作を起こすので心配だという相談に、専門家達はどのようにアドバイスしているでしょうか。

3歳児のパパからの相談:「0歳から繰り返す熱性けいれん。何歳頃に治まるのが一般的でしょうか」

0歳の頃から、子どもが発熱時にけいれんを起こします。小児科では熱性けいれんと診断され、年齢を経るにつれ発熱しても発症頻度は減ってくるし、過度の心配は不要といわれました。しかし、保育園の預け先でも発作を起こすことがあり、担任の先生も不安なようです。気持ちの準備として、また保育園の先生への説明として、熱性けいれんの小児患者は平均して何歳くらいで発作が出なくなるのか知りたいです。(30代・男性)

一般的には5歳頃までに起こりやすい

熱性けいれんは5歳頃までの子どもに起こりやすく、通常は一生に一度ですが3回発作が出る人が約1割いるようです。最終けいれんから2年経つと発作を起こす確率は減少しますが、小学生以降もけいれんを起こす場合は、てんかんの可能性があると看護師は説明しています。

熱性けいれんは、生後半年~5歳の幼児の約10人に1人の割合で起こります。一般的に熱性けいれんは一生に一度と言われていますが、25~50%は再発の可能性があり、約9%が3回目の発作を起こすことがあります。しかし最後のけいれんから2年が経過したら、再発の確率はかなり低くなります。(産科看護師)
熱性けいれんを起こした小児が、何歳くらいで発作が治まるかというはっきりしたデータはありません。熱性けいれんは、保護者が特に主治医に相談することなく通院を止めることが多いので、そのようなデータを取るのは難しいのではないでしょうか。(看護師)
熱性けいれんが最も起こりやすいのは、4~5歳頃までと言われています。それ以降はけいれんを起こす確率は下がってきますが、思春期になっても発作が出ることもごく稀にあるようです。(看護師)
熱性けいれんは、通常5分以内で治まるのが一般的です。後遺症を残すことはほぼなく今後の発達にも問題ないですが、発熱の度にけいれんを起こす場合や小学生になってもけいれんが起こる場合は、てんかんが疑われます。(産科看護師)

発作中は時間を計り気道を確保

けいれん発作が起こったらまずは気道を確保し、けいれんが何分続いたか時間を計ることも大切です。熱性けいれんは特に珍しくないので保育園の先生も対応についてはご存知かと思いますが、発熱している時は園はお休みしてください。

けいれんが起こったら慌てず、まず何分続いたか時間を確認してください。服を緩め周りの危険物を取り除き、首の下に丸めたタオルを入れて気道を確保して嘔吐がある場合は顔を横向けにします。発作中に身体を揺さ振ったり、顔を叩いて刺激しないようにしてください。(産科看護師)
保育園の先生達の方が、園児に起きやすい病気や熱性けいれんについてもよくご存知ではないでしょうか。熱がある時は、保育園には通わせないでください。(看護師)

子どもの熱性けいれんは、何歳頃に治まるという明確なデータはないようです。しかし、一般的には5歳頃までに起こりやすく、2年間発作が出なければ再発作の可能性は低いとのことです。


2017/03/09

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