ノロウイルス

妊娠中にノロウィルスに感染!?赤ちゃんへの影響は?

感染すると辛い下痢や嘔吐を伴うこともあるノロウィルスですが、妊娠中に感染した場合、お腹の赤ちゃんへの影響は無いのでしょうか。妊娠中のノロウィルスの対策について、専門家達に尋ねてみました。

プレママからの相談:「妊娠中にダンナさんがノロウィルスに感染。赤ちゃんが心配です」

先日夫がノロウィルスにかかり、嘔吐や下痢が酷く仕事も休んでいます。私は現在妊娠4カ月で、極力感染しないように努めていますが不安です。感染しても胎児には影響が無いものの、流産に繋がる可能性があると聞きました。妊娠初期でなくても流産しやすいのでしょうか?また、早産になる可能性もあるのでしょうか?とても不安です。(30代・女性)

酷い下痢で子宮収縮が起こり流産につながることも

ノロウィルスに感染しても胎児へ直接影響が出ることは無いようですが、下痢が酷いと子宮が収縮して流産につながる恐れもあるそうです。特効薬は無いため、ウィルスが全て体外に排出されるのを待つしかないとのことです。

ノロウィルスを予防するためには、入念な手洗いや食品をしっかり加熱して食べることが大切です。ノロウィルスに感染しても、ウィルスが胎児に影響を与えることは無いので安心して下さい。しかし、ウィルス感染で下痢が酷くなると子宮収縮を招き、流産になる可能性があります。感染した、もしくは感染が疑われる場合は、早めに病院を受診した方が安心です。(循環器内科看護師)
妊婦さんがノロウィルスに感染しても、胎児に直接の影響はありません。しかし、嘔吐や下痢を繰り返すと体力を消耗して脱水しやすいため、流産や早産になる可能性があります。ノロウィルスは感染しても特別な薬はなく、水分を多めに摂ってウィルスを体外に排出することが優先されます。(産科看護師)
ウィルス感染による下痢に対して自己判断で下痢止めなどを使用される方がいますが、下痢止めを使用するとウィルスをいたずらに体内に留めることになり、症状の改善まで時間がかかることもあります。(循環器内科看護師)

ドアノブ等の共用部分を徹底除菌

ノロウィルス対策には、次亜塩素酸ナトリウムや塩素系漂白剤を使うことが効果的です。ドアノブやリモコン等、皆が触れる物は次亜塩素酸ナトリウム等で丁寧に拭くと除菌できます。食器等は、85℃以上のお湯で1分加熱するとウィルスを死滅出来ます。

ダンナさんが感染したのなら、自身も感染しないよう注意が必要です。アルコール除菌はあまり効果が無いため、市販の次亜塩素酸ナトリウムか薄めた塩素系漂白剤でドアノブ・スイッチ・リモコン・水道の蛇口等、複数の人が触れる部分を除菌して下さい。金属製の物は腐食することがあるため、注意しましょう。(産科看護師)
食器は共用せず、洗浄した後に薄めた塩素系漂白剤に浸け置きするか85℃以上のお湯で1分間の煮沸消毒を行って下さい。唾液や吐物が衣服に付着したら手袋をして水洗いし、薄めた塩素系漂白剤に浸け置きしてから洗濯するといいでしょう。(産科看護師)

お腹の赤ちゃんに直接の影響は無いようですが、激しい下痢が続くと子宮収縮が起こり流産してしまう危険もあります。次亜塩素酸ナトリウムや薄めた塩素系漂白剤で共用部を除菌して、食器類は煮沸消毒して感染を防ぎましょう。


2017/03/13

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