貧血

2015/03/25

妊娠中、貧血を予防するためにできることは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中、貧血を予防するためにできることは?

女性は元々貧血になりやすいのですが、妊娠するとお腹の赤ちゃんのために多くの血液を必要とするので、ますます症状がひどくなることも。妊娠中、できるだけ貧血を予防・改善するためにはどうすればよいのか、看護師さんたちに尋ねてみました。

妊婦さんからの相談:「妊娠中の貧血。処方された薬は赤ちゃんに安全なの?」

現在妊娠8カ月で、先日の健診で貧血だと言われてしまいました。薬が処方され、先生は飲んでも大丈夫と言いますが、本当に赤ちゃんに影響がないのか不安です。妊婦は貧血になりやすいと聞きますが、貧血になったことで赤ちゃんや出産時にどのような影響が出るのでしょうか。貧血を治すために、何かできることはありますか? (20代・女性)

処方された鉄剤は赤ちゃんに安全です

鉄剤を飲むと、胃腸の具合が悪くなったり便が黒くなることがありますが、お腹の赤ちゃんに影響を与えるものではありません。貧血が長く続くと出産や赤ちゃんに影響が出ることもあるので、早く改善した方がよいでしょう。

女性は元々貧血になりやすいのですが、特に妊婦は、羊水や赤ちゃんの身体を作るためたくさんの栄養と血液を必要とし、栄養不足や貧血になりやすいです。貧血が続くと、赤ちゃんの成長障害や出産時に出血が止まりにくくなったりするので、少しでも早く改善しましょう。(産科看護師)
鉄剤の副作用には、吐き気・腹痛・下痢や便秘・便が黒くなるなどの胃腸症状が現れることがありますが、特に重篤な副作用はなく、胃腸症状があっても徐々に慣れてきます。辛いようなら主治医に相談して、服用をやめるか薬を変えてもらうとよいでしょう。(産科看護師)
医師が処方する貧血の薬や鉄剤は胎児に影響を及ぼす物ではないですし、貧血が改善しない場合は出産後も内服する物なので、安心してください。(内科看護師)

鉄分にはビタミンCとたんぱく質を!

鉄分は身体に吸収されにくい性質ですが、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ることで吸収率がUPします。反対に、タンニンを含むお茶などと一緒に摂ると吸収率が下がってしまうので、注意が必要です。

鉄分は身体に吸収されにくいですが、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ると吸収率が高くなるので、合わせて料理したり食後に果物を食べるとよいでしょう。ほうれん草やブロッコリーや果物を入れてジュースやスムージーにすると、量もたくさん摂ることができます。あとタンニンを含むものは鉄の吸収率を下げるので、鉄剤を飲む時はお茶やコーヒーなどで服用しないようにしてください。(産科看護師)
鉄分は、ヘム鉄(レバー・卵黄・魚類など動物性のもの)と、非ヘム鉄(ほうれん草や小松菜などの葉物野菜・納豆・切り干し大根・海藻類など植物性のもの)に分けられ、どちらもバランスよく食べなければなりません。(産科看護師)
ほうれん草や小松菜、ナッツ類や豆腐などは鉄分が豊富なので、普段の食事に取り入れてみてください。(内科看護師)

処方された鉄剤はお腹の赤ちゃんへの影響はないようですが、ママの副作用が辛い時は医師に相談するとよいでしょう。鉄分は、ビタミンCやたんぱく質と摂るようにアドバイスをいただいたので、是非実践してみてください。


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