病院選び・救急車

2015/03/25

受診?救急車?子供のトラブル、こんなときどうする?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

受診?救急車?子供のトラブル、こんなときどうする?

子供が病気や体調の変化をきたしたとき、病院に連れて行くべきかどうか迷ったことはありませんか? 子供はよく病気になりますし、ささいなことで受診させてよいのか、それとも自宅で様子を見るべきなのか、悩むママも多いことでしょう。そこで今回は、判断に迷いやすい症状ごとに「受診の目安となる症状」や「救急車を呼ぶ目安」などについて、イクシルに掲載された専門家の意見をご紹介します。

■下痢が続いている

母乳や水分を多く含む離乳食を摂っている乳児の便は、もともと柔らか目。下痢が1日に1~2回程度で体調も良いなら、そのまま様子を見ても大丈夫です。しかし10日以上下痢が続く、だんだん元気がなくなる、体重が急に減る、うんちの色が白っぽく酸っぱい臭いがする、血が混じる、など普段と違う症状が見られたときは小児科を受診した方がよいようです。その際、便のついたおむつを持参するとスムーズな診断につながります。


■頭をぶつけた

まず確認するポイントは「意識があるかどうか」、「ぶつけた場所の傷や腫れの状態はどうか」、「異常な泣き方をしていないか」です。ぶつけたあとに泣いて、たんこぶができているのならまず大丈夫。腫れた部分を濡れたハンカチなどで冷やしてあげましょう。

すぐに泣き止んでも、その後、嘔吐する、手や身体が震えている、声かけに反応しない、頭から出血している、目の焦点が合わない、などの症状が見られたときはすぐに病院の受診が必要です。また1m以上の高さから落ちたり、走っている自転車から転落するなど、明らかに強く頭を打っているときは病院で検査を受けましょう。
また、見た目にたいしたことがなさそうでも、脳に大きなダメージを受けている場合もあります。ぶつけてから1ヶ月程度は、何か変わったことはないか注意深く観察するようにして、気になることがあったら迷わず受診してください。


■急に熱が出た

病院に行くかどうかの目安は「元気があるかどうか」です。多少、熱があっても機嫌がよく、食欲もあるなら自宅で様子を見てもよいでしょう。一方、下痢や嘔吐をしている、水分も摂れずぐったりしている、機嫌が悪くて激しく泣いている、などの症状が見られるときは、できるだけ早い受診を心がけて。また、母親からの免疫があるはずの新生児(生後3ヶ月未満)が38.0度以上の熱を出したときは、何らかの病気を患っている可能性がありますので、すぐに受診しましょう。


■熱性けいれんを起こした

熱性けいれんが起きたら、首の後ろにタオルなどを入れて気道確保し、よだれや嘔吐物で気道を塞がないよう顔を横向けにして見守りましょう。通常は数秒から数分でけいれんは治まりますから、揺すったり、大声で刺激したりせず、落ち着いて対応してください。 一方で、けいれんが5分以上続いたり何回も繰り返す、けいれんが一部分だけ起きて左右差が強い、けいれんの後に意識が回復しない、などは危険な症状です。すぐに救急車を呼びましょう。


■救急車を呼ぶ目安とは

救急車を呼ぶのは、頭を強く打って元気がない、けいれんが治まらず繰り返している、白目をむいて倒れている、ぐったりして返事がない、呼吸停止している、など明らかに異常が見られるときです。次第に症状が治まっているならそのまま様子を見て、翌日、病院を受診するようにしましょう。

急な事態に備えて普段からかかりつけ医を決めておいたり、夜間や救急対応の病院を調べておいて、いざというときに連絡できるようにしておくのも大事なことです。また、休日・夜間などでかかりつけ医に相談できない場合は、「#8000」とかけるだけでつながる「小児救急電話相談事業」や、日本小児科学会のWEBサイト「こどもの救急」を利用すれば、受診すべきかどうか判断の目安を教えてもらえるので覚えておきましょう。


子供は予想外の行動でけがをしたり、急に発病したりの連続です。どういう症状なら危険と判断するのか、一つ一つの症例ごとに経験と知識を積み重ねながら、病気や怪我の対処法を学んでいきたいものです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加