溶連菌

2017/03/16

ヘルパンギーナ?溶連菌?家族が検査依頼できる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ヘルパンギーナ?溶連菌?家族が検査依頼できる?

相談者さんのお子さんがヘルパンギーナと診断されましたが、同時期にパパが溶連菌にかかったことから改めて病院でお子さんの検査したところ溶連菌だったことが判明しました。診断結果に疑問があるとき、こちらから検査を依頼しても問題ないのでしょうか。専門家に聞いてみました。

2歳児ママからの相談:「家族から他の病気の検査を依頼しても問題ない?」

保育園でヘルパンギーナが流行っていた時に子どもが体調を崩し、病院で保育園のことを伝えたところヘンパルギーナに感染したのだろうと言われました。しかしなかなか治らず他の病院に行ったものの、結果は同じでした。同時期に夫が溶連菌に感染したため、改めて子どもの検査を依頼したところ、夫と同じ溶連菌だったことが判明しました。この2つの病気は似ているのでしょうか?また医療関係者ではない家族が、早めの処置を求めるために検査依頼しても良かったのでしょうか?(30代・女性)

似通った自覚症状を呈するヘルパンギーナと溶連菌。周囲の状況が診断に影響も

ヘルパンギーナと溶連菌は、どちらも発熱や発疹の症状が出ます。家族や保育園など周囲の病気の情報は、診断に影響することもあります。

溶連菌は細菌感染・ヘルパンギーナはウィルス感染で原因は異なりますが、症状はどちらも発熱や咽頭痛で、流行する時期も夏が多いです。 (循環器内科看護師)
子どもの感染症は類似した症状が多く、ヘルパンギーナ・溶連菌感染症・手足口病・風邪などは初期の区別が難しい場合があります。医師は症状だけでなく、流行中の感染症や周囲の感染者情報も手掛かりに特定していきます。今回は、お子さんの自覚症状及び特徴的な咽頭所見、保育園で流行中という情報をもとにしてヘルパンギーナの可能性が高いと判断したのでしょう。(看護師)
ヘルパンギーナと溶連菌感染症は、発熱・喉の痛み・発疹などの主症状は共通しますが決定的な違いは発疹の出方です。ヘルパンギーナは水疱性の発疹が喉や口腔粘膜に、溶連菌感染症は赤い発疹が手足や舌を中心に発生します。今回の場合は溶連菌に特徴的な発疹がはっきり出ず、判別が難しかった可能性があります。(看護師)
ヘルパンギーナはウィルス性感染症で、溶連菌感染症は細菌性感染症です。ヘルパンギーナは抗生物質で効果が見られず、溶連菌感染症は抗生物質ですぐに効果が出るのが特徴の一つです。(看護師)

家族からの検査依頼は医師の判断の助けに。気になることは伝えて

気になることは医師に伝えましょう。検査依頼は、医師が正しい判断を行ううえで助けになります。

家族から検査を希望することは可能です。一般的に外来受診で行う採血などは、決まった項目を検査します。この項目は基本的なセットで、患者や家族の希望で項目が増えると費用は上がります。必要ない検査は金額的な負担になるため、その病気が疑われる状態でなければ医師からは行なわないでしょう。(循環器内科看護師)
医師の診断を助けるためにも、保育園や家族に感染症にかかっている人がいると伝えて検査を求めることは良いことです。医師はその背景を考慮したうえで診察します。情報が色眼鏡になることもありますが、多くは診察の手掛かりになるため医師に情報提供することは大切です。最終的に検査が本当に必要かどうかは、総合的に医師が判断すると思います。(看護師)

ヘンパルギーナと溶連菌の自覚症状は、似ているようです。周囲や家族で感染している病気があれば、情報として伝えましょう。情報は医師の正しい診断の助けになります。


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