溶連菌

大人の溶連菌は治りにくい?

子どもの病気というイメージが強い溶連菌ですが、大人でも感染する場合もあります。今回の相談者は30代の女性です。溶連菌を発症し完治したと言われたものの、今も時々喉が痛くなり本当に完治したのかと悩んでいます。専門家からは、どのような回答が寄せられたでしょうか。

溶連菌についての相談:「大人が溶連菌に感染すると治りにくいのですか?」

友達の子どもと遊んだ2日後に高熱が出て検査した結果、大人はかかりにくいと言われる溶連菌と判明しました。抗生物質を飲み切る治療をしたものの、喉の痛みが数日間続きました。「大人の溶連菌は完全に治さないとぶり返す」と医師に言われ、たくさんの薬を服用して1週間後の検査では完治と言われましたが、今でも時々喉が痛くなります。大人が感染すると治り辛いとのことですが、完治するのでしょうか?(30代・女性)

免疫力低下で大人も罹患。薬を飲み切ることで除菌して

溶連菌は、免疫力が低下すると大人でも発症します。処方された薬を飲み切って、除菌することが大切です。

免疫力が低下している時や、元々扁桃腺に溶連菌が常在している場合は、大人でも溶連菌に感染します。特に春から夏にかけて流行します。大人は子どもに比べ軽症で済む場合が多く、適切な治療を受ければ2週間から1カ月程で完治すると言われます。(看護師)
完治させるためには、病院を受診して処方された日数分の抗生物質をしっかり内服しましょう。確かに子どもに感染することが多い溶連菌ですが、身体の免疫が低下すると大人でも感染します。「しっかり治さないとぶり返す」というのは、抗生剤を途中で飲むのを止めたり飲み忘れが多いと溶連菌が抗生物質に耐性を持ってしまい、本来効くはずの効果が得られなくなるためです。(循環器内科看護師)
溶連菌感染症と診断されると、抗生剤を10日間ほど服用しなければなりません。途中で内服を中断すると完全に除菌されず、扁桃腺に菌が残って再発を繰り返す可能性があります。主治医の指示に従い、症状が改善した後も内服を継続する必要があります。(看護師)

喉の痛みが強い時は受診を。菌の常在が原因の可能性も

喉に強い痛みがある時は、病院を受診しましょう。繰り返し起こる場合は、喉に菌が住みついていることも考えられます。

春から夏にかけてと冬場に流行する溶連菌は、何度も感染する可能性があります。時々感じる喉の痛みは、溶連菌かもしれません。大人の場合は必ず発熱するとは限らず、咽喉の痛みだけの場合も多く風邪を疑う程度です。痛みが強い場合は、早めに受診して治療を受けることをお勧めします。(循環器内科看護師)
溶連菌感染症の検査には「溶連菌迅速検査」「咽頭培養」「血液検査」があります。特に溶連菌迅速検査は溶連菌のみを判別する検査で、簡単なうえに正確度も高いと言われます。しかし、検査前に抗生剤を内服していると正確に診断出来ないことがあります。何度も溶連菌感染症を繰り返す場合は、既に菌が住み着いている可能性もあるため、専門医に相談しましょう。(看護師)

大人でも免疫力が低下すると、溶連菌を発症します。完治のため、処方された薬は飲み切って除菌しましょう。繰り返し発症する場合は、菌が常在している可能性がありますので病院を受診してください。


2017/03/17

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