溶連菌

子どもが溶連菌に!家庭内感染を避けるにはどうすれば?

溶連菌感染症は子どもがかかりやすい病気の一つで、かなり感染力が強いと言われます。子どもが溶連菌に感染したら、他の家族はどのように対処すればいいのでしょうか。家庭内感染を防ぐ方法について、専門家達からのアドバイスです。

溶連菌についての相談:「子どもが溶連菌に感染したら、家族はどのようなことに注意が必要?」

昨年息子が溶連菌に感染しました。前日に普段通り接していた3歳の弟にはうつっておらず、同居している両親にもうつっていませんでしたが、病院では溶連菌は感染力が非常に強いと説明されました。家族に溶連菌に感染した人がいたら、隔離するなど注意すべきことはあるのでしょうか?(30代・女性)

抵抗力が弱いお年寄りは注意が必要

溶連菌は感染力が強く、飛沫感染や接触感染等感染経路も様々です。子どもだけでなく大人でも感染する病気で、特に抵抗力が弱い高齢者や妊婦さんは注意が必要です。

溶連菌は子どもがよくかかるイメージですが、大人でも免疫力が低下していると感染します。高齢者や妊婦さんは抵抗力が落ちているので、同居中のご両親は特に注意が必要です。(循環器内科看護師)
溶連菌は感染力が強く、飛沫感染をするといわれています。潜伏期間は2~5日間ですが、この時期の感染力はさほど強くありません。最も感染力が強い時期は、発熱し始めてから24時間以内の急性期です。喉の痛みや熱が出始めたら、まずは病院を受診しましょう。(看護師)

日頃から免疫力を高める生活習慣を

外出時のマスクや手洗いうがいの励行、また日頃から抵抗力をつけるために睡眠不足などに注意して免疫力を高める生活習慣を身につけましょう。また、発熱後の急性期は兄弟で過ごす部屋を分けたり、タオルの共有は避ける等の工夫が必要です。

病院を受診して抗生剤を飲んで数日が経過するまでは、あまり周囲と接触しない方がいいでしょう。潜伏期間である2~4日は注意が必要な時期ですし、学校保健法という法律では抗生物質の内服を開始後24時間以内は出席出来ない期間となっています。感染を拡大させないためにも、1~2日は様子を見た方がいいでしょう。(循環器内科看護師)
家族の誰かが感染した時は、その他の家族が規則正しい生活を心がけ、免疫力を維持することが大切です。慢性的な疲労や寝不足で免疫力が低下している人、子どもの食べ残しを食べる習慣のある人は知らず知らずのうちに感染しやすくなるので気を付けましょう。(看護師)
処方された抗生剤は、途中で症状が改善したとしても指示された日数分しっかり内服しましょう。家族間で、特に子ども同士の感染率は50%程度と言われています。感染力の強い時期は過ごす部屋を別にするなど、可能な限り他の家族との接触を避けましょう。周囲の人はうがい・手洗いを励行し、マスク装着を徹底して下さい。また食器やタオル、寝具等の共有を避けることも必要です。(看護師)

溶連菌は非常に感染力が強いため、特に急性期の間は家族間でも出来るだけ接触を避けた方が無難です。日頃から免疫力を高める生活習慣を心がけ、手洗いうがい、マスクの着用等を徹底して下さい。


2017/03/17

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