溶連菌

2017/03/18

子どもに多い溶連菌感染症。大人でも感染するの?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもに多い溶連菌感染症。大人でも感染するの?

溶連菌感染症は子どもの間で流行するイメージですが、大人も感染する可能性はあるのかという質問がありました。専門家達はどのように回答しているでしょうか。

溶連菌感染症についての相談:「子どもが次々と溶連菌感染症に。一緒に居た大人も移る可能性が?」

2週間乳児がたくさん居る施設で実習に参加しましたが、実習期間中に子ども達が次々溶連菌に感染していきました。子ども達に表情が見えなくなってしまうのでマスクをすることが出来ず、手洗いとうがいを意識して行うのみでしたが、大人でも感染することはあるのでしょうか?感染していた場合の潜伏期間や大人特有の症状、また感染した場合はどのような対応をすればいのか教えて下さい。(20代・女性)

溶連菌感染症は大人でも感染する可能性が

溶連菌感染症は大人でも抵抗力が弱い人や、子どもと多く接する機会を持つ人は感染する可能性があります。感染力が強いのは発熱の症状が現れてから数日間で、予防法は手洗いうがいとマスクの着用が必須となります。

子どもに感染するイメージのある溶連菌ですが、大人でも感染する可能性は大いにあります。対策としては、手洗い・うがいを十分に行い疲れを溜めないことですが、実習で乳児に関わる場合は自分たちが感染源にならないためにもマスクを着用することが必要です。また食器の共有は、感染するリスクを上げてしまいます。(循環器内科看護師)
潜伏期間は2~5日で、この間の感染力はさほど強くないと言われています。最も感染力が強いのは、発熱などの症状が出始める急性期から抗生剤の内服を始めてから24時間以内とされています。溶連菌感染症は子どもの間で流行することが多いですが、大人へも感染する可能性はあります。特に、免疫力が低下している・妊娠中・子どもと接する機会が多い人は、感染のリスクが高まります。(看護師)

大人の場合は風邪との区別が難しいことも

大人の場合は溶連菌の特徴的な症状が出にくいため、風邪との区別が難しいこともあります。主な症状である咽頭炎が出ていたら、溶連菌が流行していた施設で実習したことを医師に説明して検査をしてもらったほうがいいでしょう。

大人の場合は子どものように特徴的な発疹症状が現れず発熱や喉の痛みだけのことがあるため、風邪だと勘違いして治療が遅れてしまう場合があります。(看護師)
溶連菌感染症は、菌を完全に除菌するまで10日間ほど抗生剤を服用し続ける必要があります。しっかり除菌が出来なければ身体に溶連菌が残り、再発を繰り返すリスクがあります。症状から医師は風邪だと診断するかもしれませんが、その際は溶連菌感染症が流行った施設で活動をしていた旨を伝え、溶連菌の検査を受けるといいでしょう。(看護師)
大人も子どもも溶連菌に感染すると、主な症状として咽頭炎を発症します。感染の有無は病院を受診して検査をしなければ分かりませんが、病院を受診した当日と翌日は学校保健法で出席停止の扱いになります。(循環器内科看護師)

溶連菌感染症が流行した施設に居たため、大人でも感染する可能性はあるでしょう。ただの風邪だと思う症状でも、念のために病院を受診して検査をした方が安心です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加