溶連菌

溶連菌感染症は、治療後も再検査が必要って本当なの?

溶連菌感染症は、主に子どもの間で流行する疾患で、年に2回流行ります。治療は抗生剤の内服が一般的ですが、その後も溶連菌が無くなったかどうかを検査する必要があるのかという相談に対し、専門家達はどのように回答しているでしょうか。

溶連菌感染症についての相談:「溶連菌は、抗生剤の服用が終わった後に再度検査する必要はあるのでしょうか?」

昨年4月、4歳の息子が初めて溶蓮菌にかかりました。抗生剤服用後、菌が無くなったかどうかを確認しに来るように言われましたが、子どもがまた喉の細胞を綿棒で取るのをどうしても嫌がり連れて行けませんでした。その後問題なく元気に過ごしていますが、溶蓮菌は必ず2回受診して菌の有無を確認する必要があるのでしょうか?今後の参考にしたいので、教えて下さい。(40代・女性)

再検査で確認した方が安心

2回受診しないとダメという決まりは無いですが、再検査で溶連菌が無くなったことを確認した方が安心だと専門家は説明しています。

2回受診が必要という決まりはなく、医師によっても再検査をしたりしなかったりと方針は一致していません。しかしどの医師も溶連菌を原因とした合併症の発症の可能性や、溶連菌が完治していない場合に感染が周囲に拡大してしまう可能性は常に考慮しています。そのため、抗生剤を飲み切った後に再度検査を受けるかどうかも含めて医師の方針には従った方がいいでしょう。(看護師)
溶連菌を再検査するかどうかは、医師による方針が大きいです。全くフォローをしない医師もいるでしょうし、慎重な先生は再検査も尿検査もするでしょう。(循環器内科看護師)

リウマチ熱などの合併症を引き起こす可能性も

溶連菌が完全に除去出来ていないと、薬に対して耐性ができたり、リウマチ熱などの合併症を引き起こしたりする可能性もあるようです。

溶連菌の場合は、抗生物質を処方された期間しっかりと内服したうえで再度検査をして溶連菌がいなくなったことを確認する必要があります。そうしないと、溶連菌に伴う腎炎を起こすこともあるためです。(循環器内科看護師)
溶連菌を完治させなければ、急性糸球体腎炎を引き起こして重篤な状態になることもあります。熱が下がっていても、溶連菌が残っていると再発することもあります。溶連菌は子ども同士でよく感染しますが、大人でも感染することもあります。このようなことから、やはり本人や周囲のためにも完治の診断を受けた方が良いでしょう。(看護師)

溶連菌が全て無くなったことを確認出来ないままだと、場合によっては感染を拡大させたり合併症を引き起こす危険もあります。必ずという訳では無いですが、出来れば再受診して菌の有無を確認してもらった方がその後も安心でしょう。


2017/03/18

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