溶連菌

どうしたら溶連菌に感染しているかどうか分かるの?

子どもが溶連菌の検査をして陰性だったものの、普通の風邪ではないように思え検査の結果に疑問を持っているという相談です。溶連菌の判断ポイントや検査の信憑性について、専門家の皆さんの答えを見てみましょう。

3歳児のママからの相談:「溶連菌の判断ポイントとは」

先日子どもが40℃近い高熱が出て、鼻水もひどく出るので受診しました。溶連菌が流行っているようで検査をしましたが、結果は陰性でした。高熱・鼻水ともに長引き、普通の風邪ではないのでは?という印象を受けましたが、素人で溶連菌を判断出来るポイントはないのでしょうか。病院で検査して頂いたものの「稀に感染していても結果が陰性と出る」というお話を受け、そもそもその検査自体に信憑性があったのか疑問に思っている部分があります。(30代・女性)

親が見て分かる溶連菌の症状

溶連菌の症状には、リンパ節の腫れやイチゴ舌など普通の風邪と異なる症状がいくつかあるようです。しかし、幼児の場合は見分けがつきにくいそうです。

溶連菌感染症の症状の中で親御さんが見て触って判りやすいものとしては、発熱、喉の痛み(食事をしない・出来ないなど)、首のリンパ節の腫れ、舌がイチゴのようにぷつぷつするイチゴ舌が挙げられます。注意すべきこととして、特に幼児のお子さんは典型的なこれらの所見が出にくく、普通の風邪と見分けることはぱっと見ただけでは判りにくいです。(小児科専門医)

医師が総合的に判断

溶連菌の検査にも何種類かあり、タイミングによっては正しい結果が出ないこともあるようです。しかし医師はそれも加味した上で検査以外の要素も加えて総合的に判断するため、その信憑性を過度に疑う必要はありません。

溶連菌の検査は、溶連菌迅速診断キット・咽頭粘膜培養検査・血液検査が行われます。溶連菌迅速診断キットの場合は検査後数分で判定出来ますが、初期段階では感染していても陰性になることがあり、イチゴ舌が出てから再検査することになります。咽頭粘膜培養検査は結果が出るまでに数日かかるため、急性期の診断としては適切ではないかもしれません。血液検査では、溶連菌以外の検査も出来ます。(産科看護師)
ご相談にもあるように、検査にも(可能性は低いとしても)間違いはありえますし、かかりつけの先生もその可能性を加味しながら診察をされていると思います。「これがあれば100%溶連菌と診断出来る」という唯一無二のスタンダードがないからこそ、お子さんの症状に加えて身体所見や病歴や検査など総合的に診て最終的に溶連菌感染症かどうかを判断するのが一般的です。(小児科専門医)
検査の結果そのものに疑問をお持ちとのことですが、検査以外の情報を総合的に踏まえた上での判断だったと思いますので、その点については安心していただいて問題ないと考えます。(小児科専門医)

リンパ節の腫れやイチゴ舌など親が見て分かる溶連菌の症状はいくつかありますが、幼児の場合は見分けにくいことがあるようです。溶連菌の検査にも何種類かあり、初期の場合は陰性になるなど正しい結果が出ないこともあります。医師はその点も加味して総合的に判断しているため、最終的な判断の信憑性について心配しすぎる必要はないとのことです。


2017/03/19

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