溶連菌

2017/03/19

1日で熱が下がったけど、溶連菌検査は受けた方がいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1日で熱が下がったけど、溶連菌検査は受けた方がいい?

幼稚園で溶連菌が流行っている中、わが子も発熱したものの翌日には元気になったという相談者さん。病院を受診し溶連菌だったのかどうか、検査したり抗生剤を飲むべきかという相談に対し、専門家の皆さんはどのようにアドバイスしているでしょうか。

4歳児のママからの相談:「1日で熱が下がった場合でも、溶連菌検査は受けるべきでしょうか」

幼稚園から帰ってきたあと、子どもが発熱しました。38℃台前半の発熱でその日は辛そうでしたが、翌朝には平熱になりました。咳などの風邪のような症状は少し残っていましたが、元気になりました。幼稚園では溶連菌が流行っていて、同じバスで登園しているお友達が溶連菌に感染してお休みしていました。もしかするとうちの子どもも溶連菌に感染していたのかもしれませんが、1日で熱が下がったので風邪との区別がつきません。溶連菌の場合は菌が数週間体内に残るので抗生物質でしっかり菌を殺した方がいいと聞いたことがあり、少し心配です。1日で熱が下がり子どもが元気にしていても、幼稚園で溶連菌が流行している時は病院に行って診察を受けるべきでしょうか?(30代・女性)

熱が下がった後の状態を観察してみよう

熱が下がった後でも、発疹やイチゴ舌などの症状が現れていれば溶連菌だった可能性があるようです。注意して観察してみましょう。

一旦症状が治まって元気にしているのでしたら、様子を見ていいと思います。溶連菌に感染すると38~39℃台の高熱を出し、喉の痛み・嘔吐・舌が白くなります。熱が下がると体に痒みを伴う発疹が現れたり・舌に赤いブツブツが現れたりします(いちご舌)。通常5日以内で熱は下がりますが、その後の状態の変化に注意してください。(産科看護師)

「保菌」状態では受診の必要なし

もし溶連菌だったとしても、現在症状がなく身体の中に「保菌」されている状態であれば、受診や服薬の必要はないようです。

現在発熱が持続していなければ、特に診察を受ける必要はないでしょう。発熱などの症状がなく溶連菌が悪さをすることもなくお子さんの体内を間借りしていることを、医学的には「保菌」と言います。注意していただきたいことは、保菌は抗生物質で治療をする必要がないということです。抗生物質で治療が必要になる状況は溶連菌感染症と呼ばれており、保菌とは明確に区別されています。(小児科専門医)
溶連菌感染症は、お子さんの体内で溶連菌が暴れている状態であり、発熱や喉の痛み等を引き起こしている状態です。ですので何の症状もなくお子さんが元気にされているようでしたら、普段通りの生活を継続して問題ないと考えます。(小児科専門医)

熱が下がった後に発疹やイチゴ舌などの症状が現れていれば、溶連菌感染による発熱だった可能性があります。もし溶連菌だったとしても、現在発熱などの症状がないのであればそれは医学的に「保菌」と呼ばれる状態であり、抗生剤などによる治療の必要はないとのことです。


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