インフルエンザ

種類が多い予防接種。打つ順番はどれを優先するべき?

赤ちゃんは生まれて間もない頃から、多くの予防接種のスケジュールに追われることになります。インフルエンザが流行する時期、他の予防接種よりもインフルエンザワクチンを優先させるべきかとの相談に、専門家達からのアドバイスです。

2児のママからの相談:「冬場は、他の予防接種よりインフルエンザワクチンを優先すべき?」

1歳の子どもの予防接種についてです。現在接種可能なのは水疱瘡とおたふく風邪ですが、時期的にインフルエンザを優先させるべきか悩んでいます。インフルエンザワクチンは4週空けて2回目を打たないといけないため、そうすると水疱瘡やおたふく風邪の接種は2カ月先になると思います。幸い今のところどれも流行っていませんが、家には小学生の兄弟がいるので学校で流行った時のことを考えて、インフルエンザを優先すべきでしょうか?(30代・女性)

流行時期に合わせてインフルエンザを優先

感染予防や重症化を防ぐためインフルエンザの予防接種を優先させた方が良いと、看護師さんは説明しています。

インフルエンザが流行する冬のシーズンは、ご兄弟を介して感染する可能性もあります。水疱瘡やおたふくより、インフルエンザワクチンを優先した方がいいでしょう。(循環器内科看護師)
11~12月はインフルエンザA型が、2~3月はインフルエンザB型が流行のピークを迎えます。予防接種をすることで罹患する可能性を下げられますし、万が一インフルエンザに感染した場合でも症状が軽く済むことが多いです。家族全員でうがい・手洗いをしっかり行い、外出の際はマスクを着用して下さい。また免疫を下げないために、疲れを溜めないことも大切です。(循環器内科看護師)

予防接種は同時接種が可能

スケジュールが立てづらい予防接種ですが、近年は複数のワクチンを1度に接種することが出来る「同時接種」が可能となっています。病院によっては同時接種を行っていないこともあるため、かかりつけ医に相談してみましょう。

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあり、別の種類の予防接種をするまでに生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間の間隔を空けなければなりません。ワクチンによって接種回数や間隔が異なるためスケジュールが立てにくいのですが、最近は生ワクチン・不活化ワクチンの区別なく同時接種が可能となっています。(産科看護師)
日本小児科学会の予防接種における見解では、通常値で2~9本の同時接種が可能となっています。そのため、おたくふく風邪・水疱瘡・インフルエンザワクチンは一度で接種出来ます。しかし、医師の方針によっては同時接種を行わない病院もあるため、事前にかかりつけ医に確認して下さい。(産科看護師)

予防接種は、種類によって打つ年齢や接種間隔に違いがあるため、スケジュール管理が難しいものです。流行時期によってインフルエンザを優先させると良いですが、近年は同時接種も可能なためかかりつけ医に相談してみましょう。


2017/03/21

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)