溶連菌

2017/03/18

抗生剤で治ったはずの溶連菌…すぐ再発するのはなぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

抗生剤で治ったはずの溶連菌…すぐ再発するのはなぜ?

治ったはずの溶連菌が、すぐに再発することはあるのでしょうか。今回は4歳の女の子のママからの相談です。小さい頃から繰り返し溶連菌に感染しており、抗生剤を飲み切った数日後にすぐ熱を出すこともあったそうです。抗生剤が効かなかったのかと悩むママに、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

4歳児のママからの相談:「何度も溶連菌感染症にかかるのはなぜ?」

保育園の年少組に通っている4歳の長女についてです。1歳を過ぎた頃から咳が出始めたと思うと、徐々に食べる量が少なくなり突然高熱を出すというパターンで、今まで何度も溶連菌感染症に感染しています。抗生剤を処方された分を飲んだ数日後にまた高熱が出て、再び溶連菌だったこともありました。抗生剤をきちんと飲んだにも関わらず、数日後にまた感染することはあるのでしょうか?それとも、きっちり抗生剤が効いてなかったのでしょうか。(30代・女性)

溶連菌は複数の種類あり。治った直後に別タイプに感染することも

溶連菌には、いくつかのタイプがあります。治ってすぐに、幼稚園などで他のタイプに感染することもあるようです。
「溶連菌」と一言に言っても、溶連菌感染症を引き起こす「溶連菌」には多数の種類があります。そのため、何度も溶連菌感染症にかかることはよくあります。抗生物質を飲み切って「溶連菌①」が良くなっても、数日後に別の「溶連菌②」が悪さをすることもあり得ます。特に保育園に通園中のお子さんは同じ年頃のお子さんとの接触機会も多いので、たまたま違う種類の溶連菌をもらったのかもしれません。(小児科専門医)
溶連菌にはA群・B群・C群・D群とタイプがあり、A群だけでも130種以上の種類があります。きちんと治療をしても別の種類の菌に感染したら、数日後でも発症することがあります。薬を飲み切っても体内に菌が残っている場合もあり、免疫力が低下した時に再発(再感染)することもあります。(産科・婦人科看護師)

抗生剤は有効だが完治の判断は数週間あけてから。予防を心がけて

抗生剤は効果がありますが、飲み終わった時点で完治したことにはならず、数週間後に検査する必要があります。
溶連菌は抗生物質をしっかり内服していれば、その都度しっかり治癒します。「効いていなかった」可能性については、心配される必要はないと思います。もちろん検査そのものにも疑陽性もありますし、検査だけで治療をするかどうかを決める訳ではありません。熱が出たら、毎回かかりつけの先生と相談してください。(小児科専門医)
症状が治まって薬を飲み切ったら完治ではなく、発症から数週間後に検査して完治かどうか判断します。溶連菌は感染力が強く、再発(再感染)しやすい感染症です。その都度しっかり治療しなければなりません。予防には日頃から、うがい・手洗い・バランスの取れた食事・適度な運動などで感染予防しましょう。虫歯があると菌がつきやすいので、虫歯予防も心がけましょう。(産科・婦人科看護師)
溶連菌のタイプは一つではありません。治ってすぐに別のタイプに感染する場合もあり、完治の判断は数週間空けての検査が必要です。日頃から健康的な生活を心がけ、予防に務めましょう。うがいや手洗いだけでなく、虫歯予防も大切です。
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