授乳方法

ミルク後に上手くゲップさせるための5つの手順

生後間もない赤ちゃんがミルクを吐き戻すのはよくあること。しかし吐く量が多く、体重が増えていないのではと心配する質問者さん。看護師さん達のアドバイスを見てみましょう。

乳児についての質問:「気になるミルクの吐き戻し。受診は必要ですか」

生後1カ月になる男児、母乳とミルクの混合育児です。ここ1週間ほど、ミルクを飲んだ後ゲップをさせて30分~1時間しないうちに、大量に吐き戻します。飲んだ量の半分以上、服を派手に汚してしまうほどです。体重も横ばい、もしくは落ちているようです。脱水症状も気になるので、すぐに受診するか、来週の1カ月健診まで様子をみてよいのか迷っています。(30代・女性)

吐き戻す原因と注意点

大人と違ってミルクが逆流しやすい形の赤ちゃんの胃。嘔吐があっても体重が順調に増えて元気であれば特に心配は要らないようですが、体重チェックはこまめにしましょう。

乳児はまだ胃腸機能が未熟なため、上手に栄養を吸収できません。また胃が縦型な未発達なため、ゲップがでてミルクが逆流し、吐き戻しがよくみられます。生後間もない赤ちゃんは、おっぱいやミルクと一緒に空気も飲み込むことが多く、ゲップがでても完全に空気が抜けないため嘔吐しやすい傾向にあります。(産科・婦人科看護師)
ミルクの量が多い可能性もあるので、量を少なめにしてみてください。1回に吐く量が多かったり、何度も吐いても、1日30g程度の体重増加があり、ぐったりしていなければ心配ありません。顔色が悪くなる、熱が出る、体重が増えていない、機嫌が悪いなどなければ、吐く回数が多くても1カ月健診まで様子見で構いません。赤ちゃんの体重を一定の時間や条件で毎日チェックしてください。 (産科・婦人科看護師)
授乳の前に絞って圧抜きをし、先にミルク、次に母乳をあげてください。20分で吐くなら、19分、18分と授乳を分刻みで調整します。体重の減少や噴水のように勢いよく吐く場合は受診したほうがよいでしょう。上手く飲めるようになれば嘔吐の回数は減るので、健診までは様子見で。(産科・婦人科看護師)

嘔吐を抑えるために試したい5つのこと

吐く原因の主なものは、母乳量の過多、またはゲップが完全に出きっていないなどが考えられます。

母乳量の過多:
片方を5分ずつ飲ませると、脂肪分が高い後乳が飲めずにカロリーが足りなくなり、結果飲み過ぎて吐くという状態に。片方を飲み切ってから反対に移す。だらだらと口の角からミルクを出したら、量が多過ぎるサインなので注意しましょう。(一般内科看護師)
ゲップが出切っていない、上手にゲップさせるには:
1.お母さんはソファに少し浅めに腰掛け、 背もたれでゲップの出やすい角度に調節します。

2.赤ちゃんを肩にもたれ掛けるように縦抱きに。ミルクが出ることもあるので、肩にタオルを乗せておくとよいでしょう。

3.赤ちゃんの胸がお母さんの肩に乗るくらいの高さまで上げます。赤ちゃんを横向きにし、口や鼻を塞がないように注意しましょう。

4.背中の胃から首の後ろまでを下から上へ5分間優しくさすります。溜まった空気は上に上がるので、それを押し上げていくように。叩いてもよいですが、身体が緊張してゲップが出ない場合もあります。

5. 出ないときには諦めて寝かせる。横にすると空気が移動して出る場合も。ゲップと一緒にミルクを吐いた時、気管に入るのを予防するには、右側を下にして寝かせるとよいです。(一般内科看護師)
噴水のように吐く場合は、腸の病気や髄膜炎などの可能性もあるため、すぐに受診しましょう。(一般内科看護師)

体重が増えて元気にしていれば様子見で。また、噴水のように勢いよく吐く時は、すぐの受診が必要なようです。


2015/03/28

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