インフルエンザ

2017/03/26

インフルエンザの予防接種で体調が悪くなる可能性は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

インフルエンザの予防接種で体調が悪くなる可能性は?

今までインフルエンザに感染したことがない妊婦さんからの相談です。妊娠中のため予防接種を検討していますが、副作用で逆に体調が悪くなるのではと心配しています。専門家達はどのようにアドバイスしているでしょうか。

プレママからの相談:「インフルエンザ予防接種の副作用が気になります」

現在妊娠8カ月の妊婦です。今までインフルエンザの予防接種を受けた経験はありません。インフルエンザに感染したこともなく、インフルエンザに感染した夫の真横で寝ていても感染したことがないので、自分はインフルエンザにかからないのではないかと変な自信があります。しかし現在妊娠中で、抵抗力が落ちているのではないかと不安です。やはりインフルエンザの予防接種はした方がいいのでしょうか?今まで予防接種をしたことがないので、逆に体調が悪くなるのではと不安です。副作用はあるのでしょうか?(30代・女性)

リスクを甘く見ないで…

インフルエンザに感染したことがなくても、感染の可能性はあります。感染してしまうと重症化したり胎児への影響などが考えられるため、予防接種を含めしっかり対策をすることが大切です。

インフルエンザに感染したことがないから、今後も感染しないという保証はありません。妊娠中は、免疫が非妊娠時に比べて低下します。ダンナさんが感染しても相談者さんが感染しなかったのは、たまたまに過ぎないと思います。(内科看護師)
妊婦さんがインフルエンザに感染すると、感染しなかった場合と比べて赤ちゃんが双極性障害(躁うつ病)になるリスクが約3.8倍高くなるという報告があります。WHOは、妊娠28週以降の妊婦は特に重症化の危険が高いと発表しています。妊娠中に感染した場合タミフルなどの治療薬は服用出来ますが、まずは感染しないことが大事ですからインフルエンザが流行る前に予防接種を受けてください。(産科看護師)

接種のメリットがデメリットを上回る

インフルエンザワクチンは、妊娠中でも安全といわれています。注射部位が赤くなるなどの副作用はありますが、接種のメリットがデメリットを大きく上回っているため、接種がすすめられています。

インフルエンザの予防接種は、妊婦さんの場合は抵抗力が落ちるので接種して困ることはないと思います。副作用としては、打った部位が赤くなったり腫れることがありますが数日で治まります。接種しない有益性よりも、接種する有益性の方が勝っています。シーズン中は、接種することをお勧めします。接種してもインフルエンザに絶対に感染しない訳ではありませんが、感染しても比較的軽症で済みます。(内科看護師)
インフルエンザワクチンは生ワクチンではないので重篤な副作用は起こりにくく、妊娠全期を通して安全といわれています。また、予防接種以外にもうがいや手洗い・バランスの摂れた食事・外出時はマスクを着けるなど、感染予防対策も行ってください。(産科看護師)

インフルエンザに感染したことがなくても、今後感染する可能性はあります。インフルエンザワクチンは妊娠中でも安全とされ、副作用の心配よりも摂取するメリットの方が大きく上回っています。妊娠中に感染すると重篤化しやすく胎児にも悪影響があるため、リスクを甘く見ずに感染予防に取り組みましょう。


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