2017/03/26

喉が弱く咳が続く子ども。喘息ではないかと心配です

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

喉が弱く咳が続く子ども。喘息ではないかと心配です

子どもが風邪を引くと、咳が長引き苦しそうにしているという悩みが寄せられました。医師からは喘息とは言われていないようですが、専門医を受診するべきかどうかについて専門家達の意見を聞いてみましょう。

ママからの相談:「子どもの長引く咳について」

うちの子どもは風邪を引くといつも咳がよく出て、夜寝る時も寝苦しそうにしています。熱はわりとすぐに下がるのですが、熱が引いてからも咳だけが数日続き辛そうです。ゼエゼエという苦しそうな音ではないのですが、キューンと喉が鳴るような音です。かかりつけの先生は「少し喉が弱いようですね」としかおっしゃいませんが、喘息ではないのでしょうか?喘息だとしたら、専門的治療は早ければ早いほど良いと聞きます。すぐに専門医を受診した方がいいでしょうか?(30代・女性)

まずは現在の主治医としっかり相談を

主治医にも、喘息でないと診断する理由があるはずです。まずは主治医に質問し、説明してもらいましょう。必要であれば紹介状を書いてもらって、専門医を受診することがすすめられています。また、喘息の診断は経時的に見ることが必要不可欠ですので、普段よくお子さんを診察される主治医の意見は重要です。

相談文の内容だけでは分からない部分もありますので、まずは主治医と相談されることをお勧めします。確かに相談内容からは喘息も考えられますが、医師が診察をして喘息でないと診断されたのであれば、実際にお子さんの様子を診ていない人間が判断しづらいです。事実、喘息の診断には検査結果よりもそれまでの経過がとても重要な情報になります。そういった点からも、主治医とよく話をされることは方針を決める上でもとても大切です。(内科看護師)
専門医を受診するには紹介状などが必要ですし、紹介状がなく受診しても待ち時間がストレスになってしまうと思います。主治医に喘息なのではないか?と質問しても構いませんし、セカンドオピニオンの要望を伝えたらそれは患者さんや家族の権利でもあるので、何らかの説明があると思います。(内科看護師)

アレルギー対策が予防になる

喘息はアレルギー発作の一種であり、遺伝的にアレルギー体質がある場合は注意が必要です。生活環境や寝る場所のアレルゲンを極力排除することが、予防につながります。

小児喘息の多くは、ダニ・ホコリ・花粉などのアレルゲンによって起こるアレルギーと関連しています。両親またはどちらかがアレルギー体質でお子さんもアレルギー体質でしたら、喘息を疑う必要性が高まります。喘息の場合は、ヒューヒュー・ゼイゼイといった呼吸音で咳が出やすくなり、呼吸困難を起こすこともあります。(産科看護師)
予防法は、アレルゲンを近づけないことです。部屋はこまめに掃除して、布団は布団クリーナーでダニ退治してください。ホコリをためやすいカーペット・絨毯は敷かず、ぬいぐるみはこまめに洗濯するか、出来ればお子さんの側に置かない方がいいでしょう。寝る場所も床に布団よりベッドの方がいいですし、畳ではなくフローリングの方がいいでしょう。(産科看護師)
喘息の発作を起こしたら、気管支を拡げることが最優先になります。喘息発作が疑われ発作を起こす原因を見つける必要がある場合には、アレルギー検査が行われることもあります。(産科看護師)

喘息であってもなくても、まずは主治医と率直なコミュニケーションを取り、気になることは質問して説明してもらいましょう。喘息はアレルギー反応ですので、住環境からアレルゲンを遠ざけるよう心がけましょう。


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