病名・症状から探す

ロタウィルスの予防接種、効果や持続期間はどの程度?

感染すると激しい下痢や嘔吐などの症状が現れるロタウィルスですが、予防接種で感染を防ぐことが出来るようです。ロタウィルスワクチンの効果はどの程度なのでしょうか?また接種後の効力の持続期間について、専門家達に尋ねてみました。

生後4カ月の子どものママからの相談:「予防接種の効力や持続期間は?感染しても軽症で済む?」

現在4カ月の子どもがおり、ロタウィルスの予防接種を受けました。3回の接種は終わっていますが、ロタウィルスの予防接種はどれくらいの期間効力があるのでしょうか?また、予防接種を受けていてもロタウィルスに感染する可能性はあるのでしょうか?感染したとしても、予防接種をしていると熱や嘔吐などの症状は軽く済むのでしょうか?(20代・女性)

予防接種をしていれば約90%は軽症で済む

ロタウィルスワクチンの有効性は非常に高く、予防接種をすれば発症率が約8割減少すると言われています。もし感染したとしても、軽症で済むことがほとんどだと専門家は説明しています。

ロタウィルスに感染すると、激しい下痢や嘔吐を繰り返します。重症化すると脳炎や脳症を起こし、それに伴う痙攣発作を起こすことがあります。免疫を持っていないと、5歳以下で約95%が感染すると言われています。(産科看護師)
ロタウィルスワクチンは全世界で接種されており、有効性ならびに安全性も非常に高く評価されています。予防接種により胃腸炎の発症率は80%ほど減少し、仮に感染したとしても9割以上が軽く済むことが知られています。(小児科専門医)
ロタウィルスには複数の型があるため、予防接種をしても違う型のウィルスに感染することがあります。感染の可能性がどの程度かは分かりませんが、もし感染しても約90%は重症化を防ぐことが出来ると言われており、症状が軽くて済むようです。(産科看護師)

接種後は約3年間効果が持続

ロタウィルスワクチンの効力持続期間は、接種後から約3年と言われています。そのため、ロタウィルスの好発年齢である乳幼児期に接種することが望ましいでしょう。

臨床研究からは3年間は効果が持続することも知られており、ロタウィルスが重症化しやすい乳幼児期をしっかりとカバー出来るほどの予防効果期間があります。ロタウィルスワクチンが導入されてからの期間はそれほど長くないため、成人になった時の効果については今後の評価を待つ必要がありますが、少なくとも乳幼児期は接種した方がいいでしょう。(小児科専門医)
ロタウィルスワクチンは2種類ありますが、どちらも接種後2週間程度で抗体が出来て約3年間持続すると言われています。乳幼児に多く感染して好発年齢は1歳くらいなので、生後2カ月からの接種が推奨されています。(産科看護師)

ロタウィルスの予防接種を受けると高い確率で予防が出来るようですし、感染したとしてもほとんどが軽症で済むようです。効力の持続期間は約3年と言われているため、最も感染しやすい乳幼児期に接種するといいでしょう。


2017/03/28

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)