授乳方法

母乳とミルク、どちらが良いの?

ママはそれぞれの事情や考えのもと、赤ちゃんに母乳を与えるかミルクを与えるかを選択します。現在の混合栄養から、いずれミルクに一本化しようと考えているママから、ミルクをメインとした育児について相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

混合栄養についての相談:「楽だからという理由でミルクに一本化しようと考えていますが、良くないのでしょうか?」

2カ月の子供は、未熟児だったのと母乳があまり出ないこともあり混合栄養で育てていますが、いつかは母乳のみ、あるいはミルクのみと一本化した方が良いのでしょうか。上の子は母乳のみでした。ミルクの方が周囲にも手伝ってもらえるし、上の子にも構う時間が増えるので楽だと思うのですが、自分が楽だからという理由で母乳を止めてしまうことに後ろめたさを感じます。(30代、女性)

ミルクでも問題ありませんが、できれば母乳が良いでしょう。

栄養的にはミルクを与えても問題はありませんが、赤ちゃんの免疫力を高めるためには母乳のほうがより良いとされるようです。

母乳がでている限り母乳で育てるのがよいことですが、お母さんのストレスになったり、負担になるようでしたら、ミルクに変更しても問題ありません。最近のミルクは母乳に近い成分で作られていますので栄養的には問題ありませんが、できれば生後6カ月くらいまでは、赤ちゃんの免疫力を高めるため母乳をメインにあげるほうがいいでしょう。(産科・婦人科看護師)

母乳とミルク、それぞれにメリットとデメリットが。

母乳は経済的で授乳が簡単ですが、乳房のトラブルなどがあります。ミルクは、ママ以外の人も授乳に参加できますが、泣いてもすぐに与えられないこともあります。母乳とミルクのメリットとデメリットについて教えてくれました。

母乳の利点は、経済的であること、哺乳瓶などの消毒をしなくてすむこと、赤ちゃんが泣いたらすぐ授乳できること、母乳をあげることで母親としての自覚や愛情が深まることがあります。しかし、毎回おっぱいの手入れをしなくてはいけないこと、乳房のトラブルが起きやすいこと、赤ちゃんがどれくらい飲んでいるか把握しにくいこと、おっぱいの出が悪いお母さんにはプレッシャーやストレスになる欠点もあります。(産科・婦人科看護師)
ミルクの場合、他の家族も授乳に参加できること、赤ちゃんの飲む量をきちんと把握できること、外出先でも簡単に授乳できること、不調時に気兼ねなく薬が飲めることなどの利点があります。また、赤ちゃんが哺乳瓶に慣れますから、果汁やおさゆを与えるとき比較的スムーズに飲んでくれます。しかし、コストがかかること、赤ちゃんが泣いてもすぐに授乳できないこと、お母さんの子宮復古が遅れやすいことなどのデメリットがあります。(産科・婦人科看護師)
母乳の場合、乳首を吸う唇の温度で、赤ちゃんが熱を出していないかわかり、赤ちゃんの健康チェックができます。授乳することでお母さんの身体からは無理なく脂肪が落ち、それが赤ちゃんの栄養に変わります。(看護師)

母乳とミルク、どちらにもメリットとデメリットがあります。ミルクの栄養も母乳に近づけられているため、栄養的には遜色ありません。ただし、母乳のほうが免疫力を高める成分が含まれているため、生後6カ月頃までは母乳を与えるほうがより良いとされるようです。


2015/03/30

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