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2017/03/22

血液型は、生まれた後に変わることがある!?

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

血液型は、生まれた後に変わることがある!?

「生まれた時に言われた血液型が、後から変わった」という話を聞いたことがありますか?
まさか!と思うかもしれませんが、実は検査のタイミングなどによってはあり得る話です。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
詳しくご説明していきましょう。

血液型はどう決まる?

血液型と言えば、一般的に「ABO式血液型」が知られていますが、
実はそれ以外にもさまざまな分類方法あります。
その数はおよそ300種類ともいわれていますが、

今回は最も有名で輸血などの際にも確認が必要不可欠なABO式血液型
(以下、血液型と表記します)についてお伝えしましょう。

血液型は、採血を行い「オモテ試験」「ウラ試験」と呼ばれる
2種類の検査をすることで確定されます。

オモテ試験

赤血球の膜上にあるA抗原(こうげん)とB抗原の有無を調べるものです。
A抗原だけある場合はA型、B抗原だけある場合はB型、
両方あればAB型、どちらもなければO型、となります。

ウラ試験

血液の液体部分である血漿(けっしょう)の成分に含まれる
A抗体(こうたい)とB抗体の有無を調べます。

A型の人にはB抗体が、B型の人にはA抗体があり、
O型の人は両方の抗体を持ちますが、AB型の人にはどちらの抗体もありません。

基本的には、この2種類の検査を併せて行うことによって、確実な血液型が判定されます。

新生児の血液型

このようにして判定される血液型ですが、実は、より正確に判定するためには
4歳以上になってから調べることが望ましいと言われています。

生後まもない赤ちゃんは、まだ抗体が作られておらず、
母親から抗体が移行している場合もあるため、調べる場合はオモテ試験のみ行います。

ただし、新生児はオモテ試験で調べる抗原の強さもまだ十分ではなく、
大人並みになるのは2〜4歳と考えられています。
そのため、新生児にオモテ試験を行ったとしても、
実際と異なる結果が出てしまう可能性が否定しきれないのです。

「生まれた時に言われた血液型が、後から変わった」という人は、
何かのきっかけで本当に血液型が変わってしまったのではなく、
新生児の時の抗原がまだ弱く、
判定結果が実際と異なっていた可能性が高いと言えるでしょう。

以前は新生児の血液型を調べることが主流でした。
この頃ではこういった現状から、検査の必要性や親の希望がなければ、
急いで判定しない病院が多くなっています。

正しい血液型を知るには

このような話を聞くと、新生児の時以来血液型を調べていない人は、
「もしも急に輸血が必要になって、違っていたらどうしよう…」
と不安に感じるかもしれません。

しかし、手術や事故などにより病院で輸血を行う際は、
必ず改めて検査を行うので、心配する必要はありません。
そのため、仮に自分が思っている血液型と本当の血液型が異なっていても、
リスクは少ないと言えるでしょう。

ただし、どうしても正しい血液型を知っておきたい人は、
自費となりますが、病院で検査をしてもらうこともできます。
より正確な判定を知りたい場合は、
4歳以上になってからをめやすに調べることをおすすめします。

<執筆者・監修者プロフィール>

執筆:井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

医療監修:株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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