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2017/03/31

里帰り出産をしない場合の産後の過ごし方。立ち仕事や読書はダメ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

里帰り出産をしない場合の産後の過ごし方。立ち仕事や読書はダメ?

里帰り出産のメリットは、産前産後にリラックスできるという点です。しかし、事情により里帰りをせず、自分で家事と育児をこなしながら産後を過ごすママもいます。この場合、どんな点に注意すべきか専門家に聞きました。

産後2カ月のママからの相談:「産後自分で家事をしなければ…。立ち仕事や読書は身体に悪いの?」

上の子の保育園等があるので里帰りせずに2人目を出産し、産後ゆるく家事をしています。子宮下垂になるので産後は立ち仕事は控えいますが、腹帯を巻いても予防できないのでしょうか。立ち仕事の際に意識したほうがいいことはありますか?また、目を使わない方がいいと聞きましたが、産後は目が悪くなりやすいのでしょうか。(30代・女性)

産後は子宮が下垂しやすい。立ち仕事は負担に…

出産で骨盤が緩んだ状態のまま無理をすると、将来子宮下垂や尿漏れに悩まされることになります。特に立ち仕事は、身体への負担が大きいようです。

子宮下垂は、骨盤底筋の緩みにより起こります。無理をすると産褥熱にかかったり、子宮復古不全などの症状を発症することがあります。さらに老化してから骨盤底筋の衰えから子宮が出てきたり、尿漏れなどの原因になります。最低でも3週間くらいは横になって、ゆっくりするのが望ましいです。(看護師)
産後に子宮が膣まで下がる状態を「子宮下垂」、さらに膣から出てしまう状態を「子宮脱」といいます。出産に伴い骨盤が広がり胎児が産道を通ることで、産後に骨盤底筋群が緩み子宮下垂や子宮脱が起こりやすくなります。また、妊娠中の運動不足により、筋力が低下することも原因となります。長時間の立ち仕事や歩行・重たい物を持つ・強くいきむことより、起こる可能性があります。(看護師)

骨盤を支える筋肉を鍛える運動を

子宮下垂を予防するために、骨盤を支えている筋肉を鍛える体操をすると良いようです。自宅で出来る骨盤体操を教えていただきました。

子宮下垂の予防には、弱くなった骨盤底筋群を鍛えることが効果的です。骨盤底筋群を鍛える基本的な動作は、仰向けになり膝を軽く広げて立てた状態で、肛門に力を入れながら腰を軽く上げます。これをゆっくり数回繰り返しましょう。また、骨盤ベルトの装着も効果があります。(看護師)
子宮下垂の予防には、腹帯よりは体操や肛門を締めたり閉じたりする方が効果があります。仰向けに寝て膝を立てたらお尻を持ち上げて肛門を締め、その状態で10秒間姿勢を保持します。体操が辛い時は、肛門を30秒間締めるだけでも効果があります。(看護師)

産後は、目の血流が不足し視力が低下しやすい

産後は目が疲れている状態ですから、目に負担をかけないようにすることが大切です。また、目の疲れは全身にも影響します。

妊娠出産に伴い、目の血流不足・目のむくみ・自律神経の乱れなどが起こります。また、血液が子宮に集中するため目の血流が不足して慢性的な貧血状態になり、目が疲れやすくなります。目への刺激で交感神経が優位に働き、身体が興奮状態になったり、ホルモンのバランスが乱れたりすることもあります。(看護師)

産後2カ月間上のお子さんと赤ちゃんをお世話しながら家事をこなし、本当によく頑張っていらっしゃると思います。産後にどうしても動かなければならない状況でも、腰にかかる負担を減らしたり筋力を鍛えるよう意識すると良いようです。


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