床上げ

2人目出産後、上の子の世話があるのでゆっくり休めない

出産後、休養した後に普段の生活に戻ることを床上げと言います。しかし2人目出産になると上の子の面倒を見なければならず、思うように休めないママも多いようです。そんな場合の対処方法について、専門家達に聞いてみました。

第2子出産前のママからの相談:「2人目の出産後、上の子の世話を頼める人がいない。健康への影響は?」

産後はなるべく安静にするべきですが、第2子が産まれた場合、上の子をお世話しなくてはなりません。周りに支援を頼める人もいません。無理をしない程度にとは思っていても、上の子もまだ小さいため言って聞かせることは出来ません。産後の無理が更年期障害をひどくしたり、長引かせることはあるのでしょうか?また、長期的に見て体に弊害はあるのでしょうか。(30代・女性)

産後にゆっくり出来ないと、更年期以降に尿漏れや子宮脱が…

産後に無理をしたので更年期障害がひどくなるという説には、明確な根拠がないようです。しかし産後の安静を怠ると、更年期以降に尿漏れや子宮脱などのトラブルが起こる可能性があります。

産後の無理と更年期障害の関係には、根拠はありません。産後は出産で緩んだ骨盤底筋や広がった骨盤を回復させるため、休養が大切です。無理をすると悪露が酷くなったり、産褥熱や子宮下垂、子宮復古不全などの症状が起こることがあります。また、高齢になってから尿漏れや子宮脱などトラブルの原因になることがあります。最低でも、約3週間はゆっくりして下さい。(看護師)
産後の過ごし方で安静が必要なのは、子宮復古不全を起こさないためや感染症を防ぐためです。またホルモンバランスの変化により、急に悲しくなったりイライラしたり、産後うつと呼ばれる状態になることがあります。周りに支援してくれる人がいない場合は、特に注意が必要です。産後に無理をすると、更年期以降に尿漏れや骨盤がズレることがあります。(看護師)

産後しばらくは、家事の負担を少なくするよう計画を

産後無理をして動くことには、やはりリスクがあります。出産前から、産後の家事を減らすように計画しておくと安心です。食事の宅配サービスや、民間の家事代行サービスを一時的に利用するといいかもしれません。

家事については、事前に手を抜くことをダンナさんに伝えて協力を仰ぎましょう。食事なども宅配サービスを使って、少しでも家事で身体にかかる負担を軽減出来るような環境を作っておきましょう。(看護師)
無理をしないことが大切ですが、家族に協力を求められない時は、自治体の育児支援や民間で行っている家事代行サービスなどを利用するといいでしょう。産後の家事では重たい物は持たないように、簡単な家事だけして下さい。(看護師)

確かに1人目出産の時とは状況が異なりますから、出産前に周到に準備しておくことが大切です。産後1カ月は、身体を休めることが出来るよう家事の援助を受けましょう。


2017/03/31

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)