安静期間

産後安静にしていられずスポーツを…将来どんな弊害が?

産後家でじっとしているのが苦痛で、家事や買い物、趣味のスポーツも再開したというママから相談がありました。産後すぐに身体を動かしすぎたことで将来なにか影響が出るのではないかと不安になっているようですが、専門家達はどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「産後安静にしていなければ、将来弊害が出ますか」

産後の1カ月検診までや悪露がなくなるまでは安静に、と聞いたことがあります。しかし、家の中でじっとしているのがストレスでとても安静にしていられず、2週間目頃には家事や買い物、1カ月後には趣味のスポーツを再開しました。身体を動かしすぎたことで、歳を取ってから弊害が出ないか心配になってきました。母は子宮が下がって外に出てくると言うのですが、本当でしょうか?(30代・女性)

リスク1:子宮復古が遅れる

産後安静にしていないければ、子宮復古が遅れるようです。骨盤や内臓の位置がズレたり元に戻らなくなり、お腹の出た体型になったり脱腸になるリスクがあるそうです。

産後の安静が充分に取れずに影響が出ることとしては、子宮復古が遅れることです。悪露がいつまでも続く場合や、出産で緩んだ骨盤が正しい位置に戻らないまま固定されることがあります。骨盤にズレがあることで姿勢が悪くなったり、太りやすくなったり、脱膣・直腸脱などの可能性もあります。(看護師)
産後の床上げという言葉がありますが、これは産後1カ月は安静にして妊娠・出産で負担のかかった体を休めることが目的です。床に敷いた布団を片付けることなく過ごしていた期間が1カ月だったので、片付ける時期を床あげと言っていたそうです。 (内科看護師)
産後1カ月は、子宮復古不全などのリスクがある時期です。子宮や骨盤は10カ月の期間を経て広がり、これらは出産と同時に戻るのではなく安静に過ごすことでそれらが少しずつ戻る時期です。(内科看護師)
この時期に運動をすることで、戻ろうとした骨盤にズレが生じてしまいます。内臓などが広がったスペースに移動することで、子宮が下がったりお腹が出るなど今後体型に影響が出てくる可能性もあります。(内科看護師)

リスク2:産後うつ病や更年期症状への影響

産後の安静が不十分なことで産後うつ病になったり、更年期に症状が強く出る可能性もあるようです。

将来的に考えられる可能性しては、更年期障害の症状が強く出やすくなったり、産後うつ病になりやすいことが挙げられます。産後の安静は出産後3週間は必要といわれているので、2週間ではちょっと少ないかもしれません。(看護師)

産後の安静は、3週間~1カ月必要といわれています。安静が不十分だと、子宮復古が遅れて骨盤や内臓の位置がズレたり元に戻らなくなります。その結果、体型に影響したり膣脱・直腸脱を引き起こす場合があります。また、産後うつ病になりやすくなったり、将来更年期症状が強く出る原因になることもあるようです。


2017/04/12

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)