妊娠超初期の生活

妊娠判明前にしてしまった飲酒、胎児への影響は?

妊娠が判る前、気づかずに毎日飲酒をしていたことについて心配しているという相談が寄せられました。妊娠1カ月頃までの超初期にアルコールを摂取することが赤ちゃんに与える影響について、専門家の皆さんの意見を聞いてみましょう。

プレママからの相談:「妊娠超初期の飲酒について」

現在妊娠6カ月です。妊娠1カ月頃、妊娠に気づかず飲酒をしてしまいました。量はほぼ毎日、350mlの缶ビール2~3本程です。妊娠が分かってからは一切口にしていません。しかし、赤ちゃんに少なからず悪い影響があるのではと心配でたまりません。妊娠超初期の飲酒が赤ちゃんの身体に与える影響について教えてください。心の中で赤ちゃんに毎日謝る日々です。(20代・女性)

4週以降では胎児性アルコール症候群などの心配が

胎盤が形成される前の4週目までは心配ないようですが、4週以降の飲酒は胎児性アルコール症候群などの原因となり得るようです。

妊娠の初期に妊娠に気づかず飲酒したり薬を飲んでしまった方も多くいますが、胎盤が形成される前の4週目頃でしたら赤ちゃんへの影響はほとんどありません。しかし妊娠4週~11週目になると神経や臓器など主要な器官の形成期になりますから、この時期の飲酒は良くありません。更に妊娠中期~後期での飲酒は、中枢神経障害や胎児発育遅延が生じる原因となり、胎児性アルコール症候群の原因となります。(産科看護師)
妊娠初期でのアルコールが与える胎児への影響としては、成長・発達が遅くなったり、精神遅滞の可能性、小頭症、出生時低体重児、胎児性アルコール症候群などが挙げられます。(看護師)
あまり聞いたことがないかもしれませんが、胎児性アルコール症候群とは、妊娠中に母親が飲酒を続けることでお腹の中の赤ちゃんが低体重になったり、顔面や身体的な奇形が発生したり、脳障害を引き起こすと言われています。またADHDやうつ病、統合失調症などの精神的疾患の原因につながるとも言われています。(看護師)

心配しすぎず、赤ちゃんを信じて過ごそう

毎日多量の飲酒をした訳ではないため、絶対大丈夫とは言えないものの過度に心配する必要はないようです。心配しても飲んでしまったものは取り消せないうえ、ストレスとなり赤ちゃんにも良くありません。今は心配しすぎずに、赤ちゃんを信じて過ごしましょう。

絶対大丈夫という基準はありませんが、缶ビール1本くらいでしたら妊娠初期でも影響はないとされています。心配する気持ちは理解出来ますが、飲んでしまった事実はどうにもなりません。胎児アルコール症候群の多くの場合は、依存症のように妊娠中も毎日多量の飲酒をした場合です。赤ちゃんを信じて、これからは飲酒はしないでください。(産科看護師)

4週までの妊娠超初期では飲酒の影響はないようですが、4週以降の飲酒は胎児性アルコール症候群などの原因となり得ます。しかし毎日多量に飲んでいなければ、心配しすぎる必要はありません。今は赤ちゃんを信じて過ごしましょう。


2017/04/13

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