睡眠不足

2015/04/04

妊婦の睡眠不足は、胎児に影響するの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊婦の睡眠不足は、胎児に影響するの?

たとえ妊娠中であっても、上の子どもなど家族のお世話があると思うように休息がとれないものです。家事と育児で睡眠不足になってしまったママから、妊婦の睡眠不足と胎児の成長について質問がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

プレママからの相談:「育児と家事で寝不足に。胎児の成長への悪影響が心配です」

2歳の子供がいて、現在妊娠5カ月です。1週間前あたりから日中とても眠いのですが、家事と上の子の育児で昼寝をする暇もありません。夜、ゆっくり寝ようと思うと今度はなかなか寝つくことができず、ウトウトしては目が覚めてを繰り返しているうちに朝になってしまっています。毎日寝不足状態で辛いのですが、寝不足によって胎児の成長に悪影響はないのでしょうか。きちんと育ってくれているのか心配です。 (20代、女性)

ママの睡眠不足は、胎児へ影響はありません。

胎児は、自分が眠いときや、一定の間隔で睡眠をとるので、ママの睡眠量の影響を受けることはありません。ただし、睡眠不足でママの体調が悪くなったり、ストレスがかかることは胎児にとって良いことではないため、休息を心がけるよう教えてくれました。

お腹の赤ちゃんは時間の区別がつきませんから、自分が眠いときに寝ています。ただし、お母さんが疲れていると赤ちゃんに充分なエネルギーが送れませんし、眠れないことがストレスになると赤ちゃんにもよくありませんから、気分転換したり、少しの時間でも横になるようにしてください。お腹が大きくなると仰向けでは寝苦しくなりますから、抱き枕やクッションを使って楽な姿勢で休むようにしてください。(産科・婦人科看護師)
胎児は3、40分おきに睡眠をとるので、妊婦の睡眠量が胎児に影響する事はほとんどありません。ただし、睡眠不足の状態は自律神経やホルモンのバランスが崩れやすく、むくみを起こしやすくなるので出産の際のトラブルが心配です。ご家族のサポートがあれば上のお子さんの相手をしてもらってゆっくり休んだり、お散歩で身体を動かして夜眠れるように調子を整えてください。短時間でも、ぐっすり眠れることが大切です。(外科看護師)

身体を温めたり、リラックスして眠りを誘いましょう。

温かい牛乳を飲んで身体を温める、好きな音楽やアロマでリラックスするなど、眠りを誘う方法をアドバイスしてくれました。

眠ろう眠ろうと思うと逆に脳が興奮して眠れませんから、リラックスできる音楽を聴いたり、寝る前に読書をすると入眠できるかもしれません。また、布団を温めていると身体がリラックスできますし、寝る前に温かい牛乳を飲むのも身体を温め、鎮静効果があります。(産科・婦人科看護師)
お好みのアロマオイルをタオルなどにしみこませて枕元に置くのも、ひとつの方法です。鎮静効果のあるオイルは、ラベンダー、カモミール、スイートマジョラムなどたくさんの種類があります。寝る時以外にも手元に置いておくと、リラックスできるでしょう。(産科・婦人科看護師)

ママの睡眠量が少なくても胎児に影響を与えることはありませんが、睡眠不足からの体調不良やストレスは胎児に良いものではありません。家族の協力なども得ながら、できるだけ横になったり、身体を温めたりリラックスして眠りを誘うようにしてみましょう。


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