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子どもにも起こる可能性がある過敏性腸症候群とは

下痢や便秘などの症状が現れる過敏性腸症候群。過敏性腸症候群はストレスが原因になることが多いため大人に多い病気ですが、子どもにも発症することがあります。今回は、子どもの過敏性腸症候群の原因や症状、治療法について解説します。

過敏性腸症候群ってどんな病気?

過敏性腸症候群とは、慢性的に下痢や便秘を繰り返す腸の疾患です。基本的な症状は腹痛で、排便によって一時的に和らぐのが特徴です。便秘や下痢が長期間続いている場合や腹部に違和感をよく感じる場合は、過敏性腸症候群である可能性があります。

過敏性症候群には、次のように様々なタイプがあります。

・便秘型
排便回数が少なく、出たとしても硬いウサギの糞のようなコロコロとした便や短く固まった硬い便が出るタイプです。

・下痢型
1日のうちに何度も水のような便や泥状の便が出るタイプです。

・混合型
下痢型と便秘型の両方の症状が交互に出るものを混合型といいます。

・ガス型
ガス型はお腹にガスが溜まることで膨満感があったり、おならが頻繁に出るタイプです。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は、完全にはわかっていませんが、ストレスによる腸内環境の悪化が原因ではないかと考えられています。子どもに起こる原因としては、幼稚園や小学校での対人関係によるストレスや習い事によるストレス、また、弟や妹ができて親の愛情が分散したことによるストレスなどが考えられます。

ストレス以外にも、食事や生活習慣の乱れも過敏性腸症候群の症状を悪化させる原因として考えられます。例えば、ファストフードやコンビニの食品ばかり食べていると腸内環境が悪くなりますし、睡眠不足が続くことも丈夫な体を作れない原因となります。

過敏性腸症候群はどのように治療する?

では、過敏性腸症候群はどのように治療したらいいのでしょうか。症状が重い場合は、便秘型、下痢型などそれぞれのタイプに合わせて薬を服用することもあります。

ストレスなどの心理的な要因が症状を引き起こしている場合は、カウンセリングを行うことも効果的です。抑うつ状態や不安が大きい場合は、抗うつ薬や抗不安薬が処方されることもあります。

家庭でできることとしては、まずは食生活の見直しです。肉や魚、野菜など、バランスのとれた食事を規則的に摂り、排便習慣を改善しましょう。そして、十分な睡眠をとって規則正しい生活を送ることが大切です。

もし子どもが便秘や下痢を長期間繰り返している場合は、過敏性腸症候群が疑われます。治療するためには子どものストレスを取り除き、食習慣や生活習慣を改善しましょう。症状が改善されない場合や症状がひどい場合は、小児科を受診してください。


2017/04/21

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